インストール - GitHub Copilot
概要
GitHub Copilotは、GitHubが提供するAI駆動のペアプログラマーであり、開発者のコーディング作業を支援するツールである。
OpenAIのCodexモデルをベースにしており、コードの自動補完、コード生成、コメントからのコード作成等の機能を提供する。
GitHub Copilotは、JetBrains IDE、VS Code、Visual Studio、Vim/Neovim、Eclipse、Xcode等の主要な統合開発環境 (IDE) およびエディタに対応している。
主な機能として、以下が挙げられる。
- コード補完
- リアルタイムでコード候補を提案
- チャット機能
- AI との対話によるコード生成や質問応答
- エージェント機能
- 自律的にタスクを実行し、複数ファイルの編集やPR作成を実施
対応プログラミング言語は多岐にわたり、Python、JavaScript、TypeScript、Ruby、Go、C#、C++等の主要な言語をサポートしている。
料金プラン
GitHub Copilotは、個人向けプランと組織向けプランを提供している。
個人向けプラン
| プラン | 料金 | インライン補完 | プレミアムリクエスト数 | 超過料金 | 主な機能 |
|---|---|---|---|---|---|
| GitHub Copilot Free | $0/月 | 2,000回/月 | 50リクエスト/月 | $0.04/リクエスト | 基本的なコード補完、チャット機能 |
| GitHub Copilot Pro | $10/月 | 無制限 | 300リクエスト/月 | $0.04/リクエスト | 高度なコード補完、チャット機能、エージェント機能 |
| GitHub Copilot Pro+ | $39/月 | 無制限 | 1500リクエスト/月 | $0.04/リクエスト | Pro機能に加えて、Claude Opus 4.7を含む全モデルアクセス、GitHub Sparkアクセス |
2026年4月20日時点で、Pro / Pro+ / Studentプランの新規ユーザ登録が一時停止されている (今後の再開は公式アナウンス参照)。
組織向けプラン
| プラン | 料金 | プレミアムリクエスト数 | 超過料金 | 主な機能 |
|---|---|---|---|---|
| GitHub Copilot Business | $19/ユーザ/月 | 300リクエスト/ユーザ/月 | $0.04/リクエスト | 組織管理機能、セキュリティ管理、ポリシー設定 |
| GitHub Copilot Enterprise | $39/ユーザ/月 | 1000リクエスト/ユーザ/月 | $0.04/リクエスト | Business機能に加えて、カスタマイズ可能なAIモデル、優先サポート |
無料利用の対象
以下に示すユーザは、GitHub Copilot Proを無料で利用できる。
- 認証された学生
- 教員
- オープンソースプロジェクトのメンテナー
使用できるAIモデル
GitHub Copilotでは、複数のAIモデルを選択して使用することができる。
OpenAI系モデル
| モデル名 | 用途 | 特徴 |
|---|---|---|
| GPT-4.1 | バランスの取れたコード生成 | 汎用性が高い |
| GPT-5 mini | 高速処理、軽量タスク | 低コストで高速なレスポンス |
| GPT-5.2 | 複雑なタスク処理 | 高い推論能力 |
| GPT-5.3-Codex | コード特化モデル | コード生成に最適化 |
| GPT-5.4 | 高度な推論 | 複雑な問題解決に対応 |
| GPT-5.4 mini | 軽量・高速 | 高速なレスポンスと低コスト |
| GPT-5.5 | 最新の最高峰モデル (2026年4月24日 GA) | 最高レベルの性能 |
| Grok Code Fast 1 | 高速なコード補完 (xAI提供、ゼロデータ保持) | リアルタイム処理に最適化 |
Anthropic系モデル
| モデル名 | 用途 | 特徴 |
|---|---|---|
| Claude Haiku 4.5 | 高速処理、簡潔なコード生成 | 軽量で応答が速い |
| Claude Sonnet 4.5 | Copilot CLIのデフォルトモデル | CLIでの利用に最適 |
| Claude Sonnet 4.6 | GitHub.comのデフォルトモデル | GitHub.comでの利用に最適 |
| Claude Opus 4.5 | 最も複雑なタスク処理 | 最高レベルの推論能力と精度 |
| Claude Opus 4.6 | 高度な推論 | Opus 4.5の進化版 |
| Claude Opus 4.7 | Pro+で利用可能、最高レベルの推論能力 (2026年4月16日 GA) | Pro+プランでのみ利用可能 |
Google系モデル
| モデル名 | 用途 | 特徴 |
|---|---|---|
| Gemini 2.5 Pro | 複雑なマルチモーダルタスク | テキストとコードの統合処理 |
| Gemini 3 Flash | 高速処理 | 低レイテンシ、高速応答 |
| Gemini 3.1 Pro | 高度な分析 | Gemini 2.5の進化版 |
用途別推奨モデル
| 用途 | 推奨モデル |
|---|---|
| 高速処理が必要な場合 |
|
| 複雑なタスク処理が必要な場合 |
|
| バランスの取れた処理が必要な場合 |
|
モデルの切り替え方法
モデルの切り替えは、以下に示す方法で実施できる。
- コマンドパレットから切り替え (VS Code)
- 設定ファイルでデフォルトモデルを指定
- チャットインターフェースのドロップダウンメニューから選択
- Autoモデル選択: Copilotがタスクの内容に応じて自動的に最適なモデルを選択する機能
前提条件
GitHub Copilotを使用するためには、以下の前提条件を満たす必要がある。
必須要件
| 要件 | 詳細 |
|---|---|
| GitHubアカウント | 有効なGitHubアカウントが必要 https://github.com で作成可能 |
| GitHub Copilotサブスクリプション | 個人向け: Free、Pro、Pro+のいずれか 組織向け: Business、Enterpriseのいずれか |
対応IDE / 対応エディタ
以下に示すIDE・エディタがGitHub Copilotをサポートしている。
| IDE / エディタ | バージョン要件 | プラットフォーム | 備考 |
|---|---|---|---|
| Visual Studio Code | 1.70以降を推奨 | Windows、MacOS、Linux | - |
| Visual Studio | 2022 17.8以降 | Windows | - |
| JetBrains IDE | 2021.3以降を推奨 | Windows、MacOS、Linux |
|
| Vim / Neovim | Neovim 0.6以降、Vim 9以降 | Windows、MacOS、Linux | Node.js 18以上が必要 |
| Eclipse | 2024-03以降 | Windows、MacOS、Linux | - |
| Xcode | 14以降 | MacOS | - |
対応マトリックスはPublic Preview中で変更の可能性あり。
サブスクリプションの登録
GitHub Copilotを使用するには、サブスクリプションの登録が必要である。
GitHub.comでの登録手順
GitHubアカウントにログインする。
- 右上のプロフィールアイコンをクリックして、Settings (設定) を選択する。
- 左側のメニューから[Copilot]を選択する。
- 希望するプラン (Free、Pro、Pro+) を選択する。
- プランによっては、支払い情報の入力が必要となる。
- 登録を完了すると、GitHub Copilotが使用可能になる。
Visual Studio Codeでのインストール
Visual Studio CodeにGitHub Copilot拡張機能をインストールする手順を以下に示す。
拡張機能のインストール
Visual Studio Codeを起動する。
- 拡張機能ビュー (Extensions) を開く。
- ショートカットキー: [Ctrl] + [Shift] + [X]キー (Windows/Linux)、[Cmd] + [Shift] + [X]キー (MacOS)
- 検索ボックスに GitHub Copilot と入力する。
- GitHub Copilot拡張機能を選択して、[Install]ボタンを押下する。
- インストールが完了すると、GitHub Copilotのアイコンが表示される。
認証方法
拡張機能のインストール後、GitHubアカウントでの認証が必要となる。
- VS Codeの右下に表示される[Sign in to GitHub]ボタンを押下する。
- Webブラウザが開き、GitHubの認証ページが表示される。
- [Authorize GitHub Copilot]ボタンを押下して、VS Codeへのアクセスを許可する。
- 認証が完了すると、VS Codeに戻り、GitHub Copilotが使用可能になる。
モデルの切り替え方法
使用するAIモデルは、以下の方法で切り替えることができる。
コマンドパレットから切り替え
[Ctrl] + [Shift] + [P]キー (Windows/Linux) または [Cmd] + [Shift] + [P]キー (MacOS) でコマンドパレットを開く。
- GitHub Copilot: Select Model と入力する。
- 使用したいモデルを選択する。
設定ファイルで切り替え
- VS Codeの設定を開く。([File] - [Preferences] - [Settings])
- github.copilot.model で検索する。
- デフォルトのモデルを選択する。
チャットインターフェースのドロップダウンメニュー
- Copilotチャットを開く。
- チャット入力欄の上部にあるモデル選択ドロップダウンを選択する。
- 使用したいモデルを選択する。
JetBrains IDEでのインストール
JetBrains IDEでGitHub Copilotを使用する手順を以下に示す。
対応IDE一覧
以下のJetBrains IDEがGitHub Copilotをサポートしている。
- IntelliJ IDEA (Ultimate / Community)
- PyCharm (Professional / Community)
- WebStorm
- PhpStorm
- Rider
- CLion
- GoLand
- RubyMine
- DataGrip
- AppCode
プラグインのインストール手順
JetBrains IDEを起動する。
- [ファイル]メニューバー - [設定] または [IntelliJ IDEA] - [設定] (MacOS) を開く。
- [プラグイン]を選択する。
- [Marketplace]タブを選択して、検索ボックスに GitHub Copilot と入力する。
- GitHub Copilot プラグインを選択して、[インストール]ボタンを押下する。
- インストール完了後、IDEを再起動する。
認証方法
IDE再起動後、GitHubアカウントでの認証が必要となる。
- IDE右下に表示される[Sign in to GitHub]ボタンを押下する。
- Webブラウザが開いて、GitHubの認証ページが表示される。
- [Authorize GitHub Copilot]を選択して、IDEへのアクセスを許可する。
- 認証が完了するとIDEに戻り、GitHub Copilotが使用可能になる。
Visual Studioでのインストール
Visual Studio 2022でGitHub Copilotを使用する手順を以下に示す。
バージョン要件
GitHub Copilotを使用するには、Visual Studio 2022 バージョン 17.8以降が必要である。
拡張機能のインストール
Visual Studio 2022を起動する。
- [Extensions] - [Manage Extensions]を選択する。
- [Online]タブを選択して、検索ボックスに GitHub Copilot と入力する。
- "GitHub Copilot"拡張機能を選択して、[Download]ボタンを押下する。
- Visual Studioを再起動して、拡張機能のインストールを完了する。
認証方法
Visual Studio再起動後、GitHubアカウントでの認証が必要となる。
- [View] - [Other Windows] - [GitHub Copilot]を選択する。
- [Sign in to GitHub]ボタンを押下する。
- Webブラウザが開いて、GitHubの認証ページが表示される。
- [Authorize GitHub Copilot]を選択して、Visual Studioへのアクセスを許可する。
- 認証が完了するとVisual Studioに戻り、GitHub Copilotが使用可能になる。
その他のエディタでのインストール
GitHub Copilotは、VS Code、JetBrains、Visual Studio以外のエディタでも使用できる。
Vim / Neovimでのインストール
Vim / NeovimでGitHub Copilotを使用するには、Node.js 18以上が必要である。
前提条件の確認
Node.jsのバージョンを確認する。
node --version
バージョンが18未満の場合は、Node.jsをアップデートする必要がある。
プラグインのインストール
Vimプラグインマネージャー (vim-plug、Vundle等) を使用してインストールする。
vim-plugを使用する場合の設定例を以下に示す。
" ~/.vimrc または ~/.config/nvim/init.vim
call plug#begin()
Plug 'github/copilot.vim'
call plug#end()
設定ファイルを保存して、Vim / Neovimを再起動する。
以下に示すコマンドを実行して、プラグインをインストールする。
:PlugInstall
認証方法
- Vim / Neovimで以下のコマンドを実行する。
:Copilot setup
- Webブラウザが開き、GitHubの認証ページが表示される。
- デバイスコードを入力して、[Authorize GitHub Copilot]を選択する。
- 認証が完了すると、Vim / NeovimでGitHub Copilotが使用可能になる。
Eclipseでのインストール
EclipseでGitHub Copilotを使用するには、Eclipse 2024-03以降が必要である。
プラグインのインストール
- Eclipseを起動する。
- [Help] - [Eclipse Marketplace]を選択する。
- 検索ボックスに GitHub Copilot と入力する。
- "GitHub Copilot"プラグインを選択して、[Install]ボタンを押下する。
- インストールウィザードに従ってインストールを完了する。
- Eclipseを再起動する。
認証方法
- Eclipse再起動後、[Window] - [Preferences] - [GitHub Copilot]を開く。
- [Sign in to GitHub]ボタンを押下する。
- Webブラウザが開いて、GitHubの認証ページが表示される。
- [Authorize GitHub Copilot]を選択して、Eclipseへのアクセスを許可する。
- 認証が完了すると、EclipseでGitHub Copilotが使用可能になる。
Xcodeでのインストール
XcodeでGitHub Copilotを使用するには、Xcode 14以降が必要である。
拡張機能のインストール
- GitHub Copilot for Xcodeの公式リポジトリにアクセスする。
- リポジトリの指示に従って、拡張機能をビルドまたはダウンロードする。
- ビルドした拡張機能をXcodeの拡張機能ディレクトリに配置する。
- Xcodeを再起動する。
認証方法
- Xcode再起動後、[System Settings] - [Privacy & Security] - [Extensions]を開く。
- Xcode Source Editor 拡張機能を有効化する。
- Xcodeで[GitHub Copilot]のメニューから[Sign in]を選択する。
- Webブラウザが開いて、GitHubの認証ページが表示される。
- [Authorize GitHub Copilot]を選択して、Xcodeへのアクセスを許可する。
- 認証が完了すると、XcodeでGitHub Copilotが使用可能になる。
GitHub Copilot CLIのインストール
GitHub Copilot CLIは、ターミナルからGitHub Copilotを使用できるコマンドラインツールである。
動作環境
- Windows: PowerShell v6以上が必須
- MacOS / Linux: bash、zsh、fish対応
WinGet経由でのインストール (Windows)
Windowsでは、WinGetを使用してGitHub Copilot CLIをインストールできる。
winget install GitHub.GitHubCopilotCLI
Homebrew経由でのインストール (MacOS)
MacOSでは、Homebrewを使用してインストールできる。
brew install github-copilot-cli
npm経由でのインストール (全プラットフォーム)
全てのプラットフォームで、npmを使用してインストールできる。
旧パッケージ @githubnext/github-copilot-cli は廃止予定 (技術プレビュー版) である。
現在は新パッケージ @github/copilot を使用する。
npm install -g @github/copilot
認証は初回起動時に自動で /login プロンプトが表示される。
インストールスクリプトの使用
公式のインストールスクリプトを使用する方法もある。
curl -fsSL https://cli.github.com/copilot/install.sh | bash
インストール後、シェルを再起動して、設定を反映する。
Autopilotモード
Shift+Tab で切り替えることができる半自動モードである。
エージェントが自動的にタスク完了まで継続実行する。
デフォルトモデル
Copilot CLIのデフォルトモデルは、Claude Sonnet 4.5 (2026年4月時点) である。
MCPサーバ統合に対応しており、外部ツールと連携可能である。
Copilotの3つのモード
GitHub Copilotには、3つの主要なモードが存在する。
モード比較
| モード | 概要 | ファイル変更 | 主な用途 |
|---|---|---|---|
| Ask Mode | ユーザの質問に回答し、コードの説明を提供 | 不可 | コードの理解、ベストプラクティスの確認 |
| Edit Mode | 複数のファイルに対してインライン編集を実行 | 可能 (プレビュー付き) | リファクタリング、バグ修正、機能追加 |
| Agent Mode | 自律的にタスクを実行 | 可能 (自動) | 複雑なタスクの自動化、テスト実行 |
Ask Mode
Ask Modeは、ユーザの質問に回答し、コードの説明を提供するモードである。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 特徴 | ファイルの変更を行わない コードに関する質問に回答 コードの説明やドキュメント生成 ベストプラクティスの提案 |
| 使用例 | 「この関数は何をするのか説明して」 「この言語でのエラーハンドリングのベストプラクティスは?」 「このコードを最適化する方法を教えて」 |
Edit Mode
Edit Modeは、複数のファイルに対してインライン編集を実行するモードである。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 特徴 | 複数ファイルの同時編集が可能 Working Set (作業セット) を使用して、関連ファイルをグループ化 コードのリファクタリング、バグ修正、機能追加に対応 変更前にプレビューを表示 |
| 使用例 | 「この関数をリファクタリングして」 「このバグを修正して」 「新しい機能を追加して」 |
| Working Setの使用 | 編集対象のファイルを事前に指定 ファイル間の依存関係を考慮した編集 一貫性のある変更を複数ファイルに適用 |
Agent Mode
Agent Modeは、自律的にタスクを実行するモードである。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 特徴 | 自律的なタスク実行 ターミナルコマンドの実行 複数ファイルの作成、編集、削除 テストの実行と結果の確認 自動的な問題解決 |
| 使用例 | 「新しいAPIエンドポイントを実装して、テストも書いて」 「このプロジェクトのセットアップを自動化して」 「バグを見つけて修正して」 |
| 実行可能な操作 | ファイルの読み書き ターミナルコマンドの実行 テストの実行 Git操作 (commit、push等) |
Inline Agent Mode (JetBrains IDE)
2026年4月24日にPublic Previewで公開された機能である。
JetBrains IDEでインラインチャットパネル内でエージェント機能を実行できる。
チャットペインを切り替えずに、編集中のファイルに対してエージェント機能を直接適用できる。
- ショートカット: [Ctrl] + [Shift] + [I]キー (Windows / Linux)、[Cmd] + [Shift] + [I]キー (MacOS)
Copilot Coding Agent
Copilot Coding Agentは、GitHub Copilotの自律型エージェント機能である。
機能概要
Copilot Coding Agentは、以下に示す機能を提供する。
- 自律的なコーディングタスクの実行
- 複数ファイルの同時編集
- テストの自動生成と実行
- プルリクエストの自動作成
- Issueの自動解決
- 関連
- Cloud Agentでは2026年4月の改善でCustom Actionsの起動速度が20%向上、Validation toolsも20%高速化
Issueの割り当てによるタスク委譲
GitHub IssueをCopilot Coding Agentに割り当てることで、自動的にタスクを実行させることができる。
手順
GitHubリポジトリでIssueを作成する。
Issueにタスクの詳細を記述する。
タイトル: ユーザ認証機能の実装 本文: - ログイン機能の実装 - ログアウト機能の実装 - セッション管理の実装 - テストの作成
Issueを @copilot に割り当てる。
Copilot Coding Agentが自動的にタスクを解析して、実装を開始する。
実装完了後、プルリクエストが自動的に作成される。
自動PR作成
Copilot Coding Agentは、タスク完了後に自動的にプルリクエストを作成する。
- PRに含まれる内容
- 変更されたファイルの一覧
- 変更内容の説明
- 実装されたテスト
- コードレビューのポイント
- PRの確認
- 変更内容を確認
- テストが通過していることを確認
- コードレビューを実施
- 必要に応じて修正を依頼
セキュリティ保護
Copilot Coding Agentは、以下に示すセキュリティ機能を提供する。
CodeQLによる脆弱性検出
Copilot Coding Agentが生成したコードは、CodeQLによって自動的にスキャンされる。
- SQLインジェクションの検出
- クロスサイトスクリプティング (XSS) の検出
- 認証・認可の問題の検出
- 機密情報のハードコーディング検出
サンドボックス実行環境
Copilot Coding Agentは、サンドボックス環境で実行される。
- リポジトリ外へのアクセス制限
- ネットワークアクセスの制限
- ファイルシステムアクセスの制限
- 環境変数へのアクセス制限
制限事項
Copilot Coding Agentには、以下の制限事項がある。
- 1つのIssueに対する最大実行時間は30分
- 1回の実行で編集できるファイル数は50ファイルまで
- 外部APIへのアクセスは制限される
- 機密情報を含むリポジトリでは使用が制限される場合がある
関連機能
コミット署名
2026年4月3日にコミット署名機能が追加された。
Copilot Coding Agentが作成するコミットに署名を付与できる。
マージコンフリクト解決
2026年4月13日に追加された機能である。
3クリックでマージコンフリクトを解決できる。
Auto-Approve (自動承認)
ターミナルコマンドの実行とファイル編集の自動承認を、ワークスペース単位またはグローバルで設定できる。
- ルール対象外のコマンドの自動承認
- ルール対象外のファイル編集の自動承認
MCPサーバ統合
リポジトリレベルでMCPサーバを設定できる。
詳細は別ページ GitHub Copilotの設定 - MCPサーバ を参照すること。
Copilot Code Review
Copilot Code Reviewは、プルリクエストに対してAIによる自動コードレビューを提供する機能である。
機能概要
- AIによる自動コードレビュー
- アーキテクチャ内コンテキスト収集に基づくagentic tool-callingアーキテクチャ (2026年3月以降)
- 関連コード、ディレクトリ構造、参照を含む広いリポジトリコンテキストの参照
レビュー依頼方法
GitHub.com Webから依頼
プルリクエストのReviewersセクションで[Copilot]を選択する。
GitHub CLIから依頼
GitHub CLI 経由でCopilotをレビュアーに追加できる。
gh pr edit <PR番号> --add-reviewer copilot-pull-request-reviewer # または gh pr create --reviewer copilot-pull-request-reviewer
課金モデルの変更
2026年6月1日より、Copilot Code ReviewがGitHub Actions minutesを消費する課金モデルに変更される。
- AI Credits課金とは別に、プライベートリポジトリでのCode ReviewごとにActions minutesを消費
- 超過分は標準のGitHub Actionsレートで課金
高度なコンテキスト機能
GitHub Copilotには、生成精度を向上させるための高度なコンテキスト機能が用意されている。
Custom Instructions
リポジトリレベルでCopilotの動作をカスタマイズできるカスタム指示機能である。
- リポジトリ全体に適用
- .github/copilot-instructions.md
- パス固有
- .instructions.md ファイルで
applyToフィールドを指定
- .instructions.md ファイルで
- Markdown形式で自然言語で記述
詳細は別ページ GitHub Copilotの設定 - カスタム指示、GitHub Copilotの設定 - パス固有カスタム指示 を参照すること。
Copilot Spaces
タスク固有の関連コンテンツを一箇所に集約してコンテキストを強化する機能である。
- Free / Pro / Pro+ / Business / Enterpriseで利用可能
- Organization所有スペースはメンバー間で共有可能 (admin / editor / viewer ロール)
- GitHub.comおよびIDE (MCP経由) で利用可能
- 旧Knowledge Bases機能は2025年11月1日に廃止され、Spacesへの移行が推奨されている。
Model Context Protocol (MCP)
外部システムとの統合を可能にするプロトコルである。
- 対応IDE
- VS Code、Visual Studio、JetBrains IDE、Xcode、Eclipse、Cursor、Windsurf
- リモートMCPサーバ
- OAuth / PATによる認証をサポート
- デフォルト構成
- GitHub MCP Server、Playwright MCP Server
- GitHub MCP Registryでキュレートされたサーバリストを利用可能
詳細は別ページ GitHub Copilotの設定 - MCPサーバ を参照すること。
Copilot Extensions
GitHub Copilot Chatに機能を拡張するプラグイン群 (Public Beta) である。
パートナー拡張の例:
- Docker、MongoDB、Sentry、Stripe、Microsoft Azure / Teams 等
- 組織内のプライベート拡張機能も作成可能
対応プラットフォーム: GitHub.com / VS Code / Visual Studio の Copilot Chat
基本的な使い方
GitHub Copilotの基本的な使用方法を以下に示す。
コード補完
コードを入力中に、GitHub Copilotが自動的にコード候補を提案する。
提案の受け入れ
コード候補が表示されたら、[Tab]キーを押して受け入れる。
部分的に受け入れる場合は、[Ctrl] + [→] (Windows / Linux) または [Cmd] + [→] (MacOS) を使用する。
提案の拒否
コード候補を拒否する場合は、[Esc]キーを押下する。
または、そのまま入力を続けることで、候補は自動的に消える。
複数の候補から選択
複数の候補を表示するには、[Alt] + []] (Windows / Linux) または [Option] + []] (MacOS) を使用する。
前の候補を表示するには、[Alt] + [[] (Windows / Linux) または [Option] + [[] (MacOS) を使用する。
インライン提案
コメントを記述することで、そのコメントに基づいたコードをGitHub Copilotが提案する。
使用例
コメントを記述する。
# ユーザのリストをソートして、名前のアルファベット順に並べる関数
改行すると、GitHub Copilotが関数の実装を提案する。
# ユーザのリストをソートして、名前のアルファベット順に並べる関数
def sort_users_by_name(users):
return sorted(users, key=lambda user: user['name'])
提案を受け入れるには、[Tab]キーを押下する。
Copilot Chat
Copilot Chatを使用して、AIと対話しながらコードを生成できる。
Copilot Chatの起動
VS Codeでは、[Ctrl] + [Shift] + [I]キー (Windows / Linux) または [Cmd] + [Shift] + [I]キー (MacOS) でCopilot Chatを開く。
または、サイドバーのCopilotアイコンをクリックする。
質問の例
コードの説明を求める。
「このコードは何をしているのか説明して」
コードの最適化を依頼する。
「このコードを最適化して」
バグの修正を依頼する。
「このコードのバグを見つけて修正して」
新しい機能の実装を依頼する。
「ユーザ認証機能を追加して」
バグの修正を依頼する前に、まずは計画を立てる。
「このコードのバグを見つけて修正したいけど、その前に計画を綿密に立てて」
コンテキストの指定
Copilot Chatでは、コンテキストを指定することで、より正確な回答を得られる。
ファイル全体をコンテキストに含める。
「@workspace ユーザ認証機能を実装して」
特定のファイルをコンテキストに含める。
「#file:auth.py このファイルのバグを見つけて」
選択したコードをコンテキストに含める。
コードを選択してから、「選択したコードを最適化して」と入力する。
注意事項
GitHub Copilotを使用する際は、以下に示す事柄に注意する必要がある。
生成コードの検証
GitHub Copilotが生成したソースコードは、必ず検証してから使用する。
- コードの動作を確認
- セキュリティ上の問題がないか確認
- ライセンス上の問題がないか確認
- コーディング規約に準拠しているか確認
セキュリティ上の注意
GitHub Copilotが生成したソースコードには、セキュリティ上の問題が含まれる可能性がある。
- SQLインジェクション、XSS等の脆弱性の確認
- 認証・認可の適切な実装の確認
- 機密情報のハードコーディングがないか確認
- 暗号化の適切な実装の確認
機密情報の取り扱い
GitHub Copilotに機密情報を送信しないように注意する。
- APIキー、パスワード等の機密情報をコードに含めない。
- 環境変数や設定ファイルから読み込むようにする。
- .gitignoreファイルで機密情報を含むファイルを除外する。
GitHub Copilot Businessおよびエンタープライズプランでは、コード送信のポリシーを設定できる。
- コードの送信範囲を制限
- 特定のファイルやディレクトリを除外
- 組織全体でのポリシー適用