畳み込み積分

提供: MochiuWiki : SUSE, EC, PCB

概要

次式に示すように、2つの関数f(t)とg(t)から、新しい関数y(t)を作る。

この時、y(t)をf(t)とg(t)の合成積、または、畳み込み積分と呼ぶ。
y(t)=f(τ)g(tτ)dτ

y(t)=f(t)*g(t) あるいは y=f*g と記述されることもある。

また、以下に示すように、畳み込み積分は可換である。
y(t)=f*g=f(τ)g(tτ)dτ=f(tu)g(u)(1)duu=tτ,du=dτ=g(u)f(tu)du=g*f


システムの安定性

BIBO安定条件
|x(t)|<M|y(t)|<N

因果性システムの線形時不変の場合、0|g(t)|dt< で安定する。


畳み込み積分の計算例

下図に示す系があるとする。


入力関数 : f(t)=1t0
応答関数 : g(t)=2(1t5)

y(t)=0tf(τ)g(tτ)dτ より、

t<0 の時
f(τ)g(tτ) の重なる部分が無いため、y(t)=0

t=1 の時
y(t)=01f(τ)g(tτ)dτ=01f(τ)g(1τ)dτ=012(115+τ5)dτ=2[45τ+τ210]01=2(45+110)=95

t=5 の時
y(t)=05f(τ)g(tτ)dτ=05f(τ)g(5τ)dτ=052(11+τ5)dτ=2[τ210]05=252=5

0t5 の時
y(t)=0t2(1t5+τ5)dτ=2[τt5τ+τ210]0t=2(tt25+t210)=2tt25

下図に、畳み込み積分の出力波形を示す。


{y(t)=0t<0y(t)=2tt250t5y(t)=5t>0