フェルマーの小定理

提供: MochiuWiki : SUSE, EC, PCB

概要

フェルマーの小定理
pが素数、aが任意の自然数のとき、
apamodp
特に、pが素数で、aがpと互いに素な自然数のとき、
ap11modp

定理の前提条件(pが素数、aがpと互いに素な整数のとき)も重要である。


数学的帰納法による証明

aに関する数学的帰納法を用いて、apamodpを証明する。
aとpが互いに素なとき、合同式の両辺をaで除算することができるので、フェルマーの小定理が導かれる。

証明
a=1のとき、1p1modp
また、二項定理を用いることで、
(m+1)p=mp+1+k=1p1pCkmkmp+1
(pが素数で1kp1のとき、pCk=p(p1)(pk+1)k!がpの倍数であることを用いた)
よって、mpmmodpなら、(m+1)pm+1
以上から、数学的帰納法より、全てのaに対してapamodp
よって、pとaが互いに素なとき、両辺をaで除算してフェルマーの小定理を得る。


整数の有名な性質を利用した証明

整数の有名な定理"aとpが互いに素なとき、a,2a,3a,,(p1)aをpで除算した余りは全て異なる"ということを用いる。
この定理を知らない人は、1次不定方程式ax+by=cの整数解の真ん中あたりで証明しているので参考にする。

証明
a,2a,3a,,(p1)aは全てpの倍数ではないので、
a,2a,3a,,(p1)aをpで除算した余りを並べると、1からp − 1までが全て1度ずつ登場する。
よって、a×2a×3a××(p1)a(p1)!
ここで、(p1)!はpと互いに素なので、両辺を(p1)!で除算して、ap11を得る。