概要

Claude Codeは、Anthropicが提供するターミナルベースのAIコーディングアシスタントであり、
開発者がコマンドラインから直接Claudeの強力なAI機能を利用できるツールである。

Claude Codeは、自然言語コマンドを通じて以下日示す機能を提供する。

  • コードベース全体の理解と解析
  • ファイルの編集とバグ修正
  • コードアーキテクチャに関する詳細な質問への回答
  • テスト、リンティング、その他のコマンドの実行と修正
  • Gitワークフロー (マージコンフリクトの解決やPR作成等) の管理


Claude Codeは、Claudeモデルファミリー (Claude Sonnet および Claude Opus) を使用しており、高度な推論能力を持つコーディングタスクに対応している。


動作環境

Claude Codeは、以下に示すLinuxディストリビューションで動作する。

  • Ubuntu 20.04 LTS以降
  • Debian 10以降
  • Fedora 35以降
  • CentOS Stream 8以降、RHEL 8以降
  • SUSE 15.3以降 または Tumbleweed
  • その他のLinuxディストリビューション



必要な環境

Claude Codeのインストールには、以下のいずれかが必要である。

  • Node.js 18.0以降 (npm経由でインストールする場合)
  • Nativeインストーラ (Node.jsは不要、推奨方法)



認証方法

Claude Codeを使用するには、以下のいずれかの認証方法が必要である。

  • Claude Console: Anthropic Consoleアカウントを使用してOAuth認証を行う。(デフォルトオプション)
  • Claude App (Pro または Maxプラン)
    Claude Pro または Maxサブスクリプション (月額$20 または $100)
  • API Key
    Anthropic Console APIキー (従量課金制)


※注意
Anthropic APIは従量課金制であり、頻繁に使用すると高額になる可能性がある。
定期的にClaude Codeを使用する開発者には、固定月額料金で高い使用制限が設定されているClaude Maxサブスクリプションが推奨される。


SUSEへのインストール

方法 1 : Nativeインストーラーを使用 (推奨)

Nativeインストーラのインストール

Nativeインストーラは、Node.jsを必要とせず、自動更新機能が安定している。

インストールスクリプトを実行する。

curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash


特定のバージョンをインストールする場合は、以下に示すようにバージョンを指定する。

# 最新版をインストール
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash -s latest

# 特定のバージョンをインストール
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash -s 1.0.58


インストールが完了した後、バージョンを確認する。

claude --version


Claude Codeの起動と認証

プロジェクトディレクトリに移動し、Claude Codeを起動する。

cd /path/to/your-project
claude


初回起動時に認証プロセスが開始されるので、以下に示す手順で認証を完了する。

  1. 画面の指示に従い、希望するテキストスタイルを選択する。
  2. [Enter]キーを押下して、Anthropic Consoleアカウントにログインする。
  3. ブラウザが自動的に開くので、メールアドレスまたはGoogleアカウントでログインする。
  4. アカウントタイプを選択する。
  5. [Authorize]ボタンを押下して、APIキーを生成する。


認証が完了すると、Claude Codeのプロンプトが表示され、使用可能になる。

動作確認

Claude Codeが正常に動作しているかどうかを確認する。

claude doctor


このコマンドは、インストールタイプとバージョンを表示し、問題がないかを確認する。

方法2 : NVMとnpmを使用

NVMのインストール

NVM (Node Version Manager) を使用すると、複数のNode.jsバージョンを管理できる。

NVMインストールスクリプトをダウンロードして実行する。

curl -o- https://raw.githubusercontent.com/nvm-sh/nvm/v0.39.7/install.sh | bash


シェルの設定ファイルを再読み込みする。

Node.js LTSのインストール

NVMを使用して、Node.js LTS (Long Term Support) をインストールする。

nvm install --lts
nvm use --lts


インストールされたNode.jsとnpmのバージョンを確認する。

node --version
npm --version


npmグローバルディレクトリの設定

権限エラーを回避するため、npmのグローバルパッケージ用のディレクトリを設定する。

mkdir -p ~/.npm-global
npm config set prefix ~/.npm-global


~/.profileファイル等に環境変数 PATH の設定を追加する。

 export PATH="/<Node.jsのインストールディレクトリ>/bin:$PATH"


Claude Codeのインストール

npmを使用してClaude Codeをインストールする。

npm install @anthropic-ai/claude-code


※重要
スーパーユーザ権限を使用すると権限とセキュリティの問題が発生する可能性があるため、使用しないこと。

インストールされたバージョンを確認する。

claude --version


Claude Codeの起動と認証

プロジェクトディレクトリに移動して、Claude Codeを起動する。

cd /path/to/your-project
claude


初回起動時に認証プロセスが開始される。画面の指示に従って認証を完了する。

方法3 : zypperとnpmを使用

システムの更新

まず、システムパッケージを更新する。

sudo zypper refresh
sudo zypper update


Node.jsとnpmのインストール

パッケージ管理システムからNode.jsとnpmをインストールする。

# SUSE 15.6の場合
sudo zypper install nodejs22 npm22


もし、パッケージ管理システムに古いNode.jsとnpmしか存在しない場合は、NVMの使用を推奨する。

インストールされたバージョンを確認する。

node --version
npm --version


npmグローバルディレクトリの設定

権限エラーを回避するため、npmのグローバルパッケージ用のディレクトリを設定する。

mkdir -p ~/.npm-global
npm config set prefix ~/.npm-global


 export PATH="$HOME/.npm-global/bin:$PATH"


Claude Codeのインストール
npm install @anthropic-ai/claude-code


バージョンを確認する。

claude --version


Claude Codeの起動と認証
cd /path/to/your-project
claude


画面の指示に従って認証を完了する。


RHELへのインストール

方法1 : Nativeインストーラを使用 (推奨)

Nativeインストーラーのインストール

Nativeインストーラは、Node.jsを必要とせず、最も安定した方法である。

インストールスクリプトを実行する。

curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash

# 最新版をインストールする場合
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash -s latest

# 特定のバージョンをインストールする場合
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash -s 1.0.58


インストールが完了した後、バージョンを確認する。

claude --version


Claude Codeの起動と認証

プロジェクトディレクトリに移動して、Claude Codeを起動する。

cd /path/to/your-project
claude


初回起動時に認証プロセスが開始される。
画面の指示に従って認証を完了する。

動作確認

インストールの状態を確認する。

claude doctor


方法2 : dnfモジュールとnpmを使用

システムの更新

まず、システムを最新の状態に更新する。

sudo dnf update


EPELリポジトリの有効化 (必要に応じて)

EPELリポジトリを有効にする。

# RHEL 10の場合
sudo subscription-manager repos --enable codeready-builder-for-rhel-10-$(arch)-rpms
sudo dnf install https://dl.fedoraproject.org/pub/epel/epel-release-latest-10.noarch.rpm

# RHEL 9の場合
sudo subscription-manager repos --enable codeready-builder-for-rhel-9-$(arch)-rpms
sudo dnf install https://dl.fedoraproject.org/pub/epel/epel-release-latest-9.noarch.rpm


利用可能なNode.jsモジュールの確認

RHELで利用可能なNode.jsモジュールを確認する。

dnf module list nodejs

# 出力例:

Name    Stream  Profiles                          Summary
nodejs  18      common [d], development, minimal, s2i  Javascript runtime
nodejs  20      common [d], development, minimal, s2i  Javascript runtime


Node.jsモジュールのインストール

Node.js LTSをインストールする。

# Node.js LTS 20の場合
sudo dnf module install nodejs:22

# Node.js LTS 20の場合
sudo dnf module install nodejs:20


※注意
ストリームをインストール時に指定すると、自動的に有効化されるため、事前に手動で有効化する必要はない。

インストールされたNode.jsとnpmのバージョンを確認する。

node --version
npm --version


npmグローバルディレクトリの設定

権限エラーを回避するため、npmのグローバルパッケージ用のディレクトリを設定する。

mkdir -p ~/.npm-global
npm config set prefix ~/.npm-global


~/.profileファイル等に環境変数 PATH を追加する。

 export PATH="/<Node.jsのインストールディレクトリ>/bin:$PATH"


Claude Codeのインストール

npmを使用してClaude Codeをグローバルにインストールする。

npm install @anthropic-ai/claude-code


※重要
スーパーユーザ権限を使用すると、セキュリティの問題を引き起こす可能性があるため使用しないこと。

インストールされたバージョンを確認する。

claude --version


Claude Codeの起動と認証

プロジェクトディレクトリに移動して、Claude Codeを起動する。

cd /path/to/your-project
claude


初回起動時に認証プロセスが開始される。
画面の指示に従って認証を完了する。

方法3 : NodeSourceリポジトリを使用

NodeSourceリポジトリの追加

NodeSourceは、最新かつ安定したNode.jsビルドを提供するコミュニティ管理のリポジトリである。

Node.js LTSのセットアップスクリプトをダウンロードして実行する。

# Node.js 22をインストールする場合
curl -fsSL https://rpm.nodesource.com/setup_22.x | sudo bash -

# Node.js 20をインストールする場合
curl -fsSL https://rpm.nodesource.com/setup_20.x | sudo bash -


Node.jsとnpmのインストール
sudo dnf install nodejs


インストールされたバージョンを確認する。

node --version
npm --version


npmグローバルディレクトリの設定
mkdir -p ~/.npm-global
npm config set prefix ~/.npm-global


 export PATH="$HOME/.npm-global/bin:$PATH"


Claude Codeのインストール
npm install @anthropic-ai/claude-code


バージョンを確認する。

claude --version


Claude Codeの起動と認証
cd /path/to/your-project
claude


画面の指示に従って認証を完了する。

方法4 : NVMを使用

NVMのインストール

NVM (Node Version Manager) を使用すると、複数のNode.jsバージョンを管理できる。

NVMインストールスクリプトをダウンロードして実行する。

curl -o- https://raw.githubusercontent.com/nvm-sh/nvm/v0.39.7/install.sh | bash


シェルの設定を再読み込みする。

Node.js LTSのインストール
nvm install --lts
nvm use --lts


インストールされたバージョンを確認する。

node --version
npm --version


npmグローバルディレクトリの設定
mkdir -p ~/.npm-global
npm config set prefix ~/.npm-global


 export PATH="$HOME/.npm-global/bin:$PATH"


Claude Codeのインストール
npm install @anthropic-ai/claude-code


バージョンを確認する。

claude --version


Claude Codeの起動と認証
cd /path/to/your-project
claude


画面の指示に従って認証を完了する。


アンインストール

npmでインストールした場合

Claude Codeをアンインストールする。

npm uninstall -g @anthropic-ai/claude-code


Nativeバイナリでインストールした場合

バイナリとシンボリックリンクを削除する。

rm -f ~/.local/bin/claude
rm -f ~/.claude/bin/claude


Claude Codeプログラムディレクトリを削除する。

rm -rf ~/.claude


設定ファイルの削除

ユーザー設定とキャッシュデータを削除する。

rm -rf ~/.claude
rm -f ~/.claude.json


プロジェクト固有の設定を削除する (プロジェクトディレクトリから実行)。

rm -rf .claude
rm -f .mcp.json



環境変数による設定

API Keyの設定

環境変数を使用して、APIキーを設定することもできる。

 # 一時的に設定する場合
 export ANTHROPIC_API_KEY="<APIキー>"
 
 # 永続的に設定する場合
 export ANTHROPIC_API_KEY="<APIキー>"


モデルの指定

Claude Codeは複数のモデルをサポートしている。
これは、環境変数でモデルを指定することができる。

 # Claude Sonnet 4.5を使用する場合
 export ANTHROPIC_MODEL="claude-sonnet-4-5-20250929"
 
 # Claude 4 Opusを使用する場合
 export ANTHROPIC_MODEL="claude-opus-4-20250514"


自動更新の無効化

デフォルトでは、Claude Codeは自動的に更新される。

これを無効にする場合は、~/.profileファイル等に以下に示す環境変数を追加する。

 export DISABLE_AUTOUPDATER=1
 
 # 永続的に設定する場合
 export DISABLE_AUTOUPDATER=1



Claude Codeの使用方法

Claude Codeの起動

プロジェクトディレクトリに移動してClaude Codeを起動する。

cd /path/to/your-project
claude


基本的なコマンド

Claude Codeが起動すると対話型プロンプト (REPL) が表示され、以下に示すようなコマンドを使用できる。

セッション管理
  • 利用可能なコマンドを表示する。
    /help


  • 会話履歴をクリアする。
    /clear


  • Claude Codeを終了する。
    /exit
    または
    /quit
    または、[Ctrl] + [D]キーを同時押下する。


  • 前の会話を続ける。
    /continue


プロジェクト初期化と設定
  • プロジェクトガイド (CLAUDE.md) を生成する。
    /init


  • 設定インターフェースを開く。
    /config


  • プロジェクトメモリファイルを編集する。
    /memory


  • システムの健全性を確認する。
    /doctor


  • 追加の作業ディレクトリを追加する。
    /add-dir


コンテキストとトークン管理
  • 現在のコンテキスト使用状況を色付きグリッドで表示する。
    /context


  • 会話履歴を圧縮する。 (オプションで焦点を当てる指示を追加可能)
    /compact
    または
    /compact focus on authentication logic


  • トークン使用統計を表示する。
    /cost


拡張思考モード (Extended Thinking)

Claude Codeには、複雑な問題に対してより深く考える拡張思考機能がある。

  • [Tab]キーを押して拡張思考モードをオン/オフする。 (v2.0.0以降)
    セッション中いつでも切り替え可能。
    設定は次回セッション以降も引き継がれる。
    UI上に現在の思考モード状態が表示される。


  • プロンプトに思考トリガーキーワードを含める。
    思考レベル: think < think hard < think harder < ultrathink
    使用例:
    ultrathink: この複雑なアルゴリズムの最適化方法を考えて
    think hard about the best architecture for this microservice


  • 拡張思考モードが特に有効な場合:
    • 複雑な数学的問題の解決
    • システムアーキテクチャの設計決定
    • 多段階の推論が必要なデバッグ
    • コードの最適化戦略の立案
    • 複雑なリファクタリングの計画


※注意
拡張思考モードはトークン消費量が増加するため、複雑な問題に対してのみ使用することを推奨する。

アウトプットスタイルの設定

Claude Codeでは、応答のスタイルをカスタマイズできる。

  • カスタムアウトプットスタイルを作成する。
    /output-style:new
    インタラクティブにスタイルの詳細 (説明的、簡潔、学習向け等) を指定できる。
    作成したスタイルは ~/.claude/output-styles/ または .claude/output-styles/ に保存される。


  • 作成したスタイルに切り替える。
    /output-style [スタイル名]
    使用例:
    /output-style performance-coach
    /output-style explanatory


  • CLAUDE.mdファイルでコーディングスタイルや規約を指定する。
    グローバル設定: ~/.claude/CLAUDE.md
    プロジェクト固有設定: .claude/CLAUDE.md
    設定例:
     ## Code Style
     - Use functional components with TypeScript
     - Prefer composition over inheritance
     - Always handle error cases explicitly
     - Follow team's ESLint configuration
     
     ## Documentation Standards
     - Add JSDoc comments for all public functions
     - Include usage examples in documentation
     - Keep comments concise and up-to-date
    

  • 起動時にシステムプロンプトを追加する。
    claude --append-system-prompt "Always respond concisely and use TypeScript for code examples"
    この方法は、特定セッションのみに適用する場合に便利である。


モデル選択
  • 使用するモデルを対話的に選択する。
    /model
    インタラクティブメニューから希望のモデルを選択できる。
    変更は即座に有効になり、セッションを再起動する必要はない。


  • 現在使用中のモデルを確認する。
    /status


高度な機能
  • カスタムAIサブエージェントを管理する。
    /agents


  • フック設定を管理する。 (ツールイベント用)
    /hooks


  • バックグラウンドタスクをリスト表示・管理する。
    /bashes


  • MCPサーバの状態を表示・設定する。
    /mcp


  • IDE統合を管理してステータスを表示する。
    /ide


その他のユーティリティ
  • バージョン情報と接続状態を表示する。
    /status


  • 現在の会話をファイルまたはクリップボードにエクスポートする。
    /export [filename]


  • Anthropicアカウントを切り替える。
    /login


  • バグを報告する。 (会話をAnthropicに送信)
    /bug


プロジェクトの理解

Claude Codeは、プロジェクトのファイル構造の認識、使用されている技術の分析、プロジェクト固有の質問に答えることができる。

質問例
  • プロジェクトについて質問する。
    what does this project do?


  • このPythonスクリプトは何をするのか?
    what does @script.py do?


  • 特定のモジュールのエラーを修正する。
    fix the type errors in auth module


  • 変更をコミットする。
    commit my changes with a descriptive message


  • 特定の機能を実装する。
    implement a user authentication system with JWT tokens


  • コードをデバッグする。
    debug this error: "TypeError: Cannot read property 'id' of undefined" @./src/user-service.js


コマンドラインフラグ

Claude Codeは起動時に様々なフラグをサポートしている。

基本的な起動オプション
  • 初回プロンプト付きで起動する。
    claude "help me set up a Kubernetes deployment"


  • プリントモード (-p) で一度だけクエリして終了する。
    claude -p "analyze the database schema in this project"
    CI/CDパイプライン、プリコミットフック、自動化スクリプトなどに有用。


  • 前の会話を続ける。
    claude -c


  • 特定のセッションIDで再開する。
    claude -r session-id


  • 標準入力からコンテンツを処理する。
    cat application.log | claude -p "identify error patterns"


モデルとディレクトリ設定
  • モデルを指定する。
    claude --model claude-sonnet-4-5-20250929
    または
    claude --model claude-opus-4-5-20251101


  • 追加の作業ディレクトリを追加する。
    claude --add-dir ../apps ../lib
    複数のプロジェクトディレクトリにまたがる作業に便利。


出力とセッション制御
  • 最大ターン数を制限する。
    claude --max-turns 5 "focused code review"
    APIコストを制御する場合に有用である。


  • JSON形式で出力する。
    claude -p "generate API documentation" --output-format json
    または
    claude -p "analyze performance" --output-format stream-json


  • システムプロンプトを追加する。
    claude --append-system-prompt "Working in WSL2 environment. Use 'service' not 'systemctl'"


カスタムスラッシュコマンド

Claude Codeでは、頻繁に使用するプロンプトをMarkdownファイルとして定義できる。

プロジェクト固有のコマンド

プロジェクト内のチーム全員が使用できるコマンドを作成する。

mkdir -p .claude/commands
echo "Analyze this code for performance issues and suggest optimizations:" > .claude/commands/optimize.md


これにより /optimize コマンドが利用可能になる。
コマンドは /help で確認でき、"(project)" と表示される。

個人用コマンド

すべてのプロジェクトで使用できる個人用コマンドを作成する。

mkdir -p ~/.claude/commands
echo "Review this code for security vulnerabilities:" > ~/.claude/commands/security-review.md


これにより、/security-review コマンドが利用可能になる。
コマンドは /help で確認でき、"(user)" と表示される。

引数付きコマンド

コマンドファイル内で $ARGUMENTS 変数を使用することで、ユーザ入力を受け取ることができる。

例: .claude/commands/fix-issue.md

Find and fix issue #$ARGUMENTS. Follow these steps:
1. Understand the issue described in the ticket
2. Locate the relevant code in our codebase
3. Implement a solution that addresses the root cause
4. Add appropriate tests
5. Prepare a concise PR description


使用方法:

  • /fix-issue 123


コマンドのフロントマター設定

コマンドファイルにYAMLフロントマターを追加することで、より詳細な設定が可能。

例:
.claude/commands/commit.md

---
allowed-tools: Bash(git add:*), Bash(git status:*), Bash(git commit:*)
argument-hint: [message]
description: Create a git commit
model: claude-sonnet-4-5-20250929
---

## Context
- Current git status: !`git status`
- Current git diff: !`git diff HEAD`
- Current branch: !`git branch --show-current`

## Your task
Based on the above changes, create a single commit with message: $ARGUMENTS


階層化されたコマンド

サブディレクトリを使用してコマンドを整理できる。

.claude/commands/
├── frontend/
│   └── component.md    → /component (project:frontend)
├── deploy/
│   ├── production.md   → /production (project:deploy)
│   └── staging.md      → /staging (project:deploy)
└── optimize.md         → /optimize (project)


MCPサーバ統合

Model Context Protocol (MCP) サーバを設定することにより、Claude Codeの機能を拡張できる。

MCP設定の基本
  • MCPサーバの設定を開く。
    claude mcp


  • MCPサーバをリスト表示する。
    claude mcp list


  • MCPサーバを追加する。
    使用例:
    claude mcp add github -- npx @modelcontextprotocol/server-github
    claude mcp add sqlite -- npx @modelcontextprotocol/server-sqlite
    claude mcp add filesystem -- npx @modelcontextprotocol/server-filesystem /path/to/project


MCP設定ファイル

MCPサーバは以下のファイルで設定できる:

  • ユーザスコープ:
    ~/.claude/settings.json 内のMCP設定
  • プロジェクトスコープ
    .mcp.json (チーム全体で共有)
  • ローカルスコープ:
  • .claude/settings.local.json (gitignore対象)


MCPサーバが設定されると、そのツールはスラッシュコマンドとして自動的に利用可能になる。

MCP利用の実例
  • 自然言語でMCPツールを使用する。
    Show me GitHub issue #123
    Query users table for anyone named John


  • 直接コマンドを使用する。
    /mcp__github__list_prs
    /mcp__sqlite__query "SELECT * FROM users WHERE name LIKE '%John%'"


MCPデバッグ
  • MCPの問題を診断する。
    claude --mcp-debug
    設定の問題を特定するのに役立つ。


その他の便利な機能

ファイル参照とコンテキスト管理
  • ファイルやディレクトリを参照する場合は、@記号を使用する。
    analyze @src/auth.js
    review @src/components/


  • [Tab]キーを使用してファイル名の自動補完ができる。


セッション制御
  • [Esc]キーを押すことで、Claudeの処理を中断できる。
    処理が長引いている場合や誤った方向に進んでいる場合に有用。


  • 中断後、Claudeに直前のアクションを取り消すよう依頼できる。
    undo the last changes


シェルコマンドの直接実行
  • !を使用して、シェルコマンドを直接実行できる。 (会話モードをバイパス)
    !git status
    !npm test
    トークン消費を抑えるため、単純なコマンドには ! を使用することを推奨。


バックグラウンド実行
  • 長時間実行されるコマンドをバックグラウンドで実行できる。
    Claudeにバックグラウンド実行を依頼する。
    または、[Ctrl] + [B]キーを押してBashツール呼び出しをバックグラウンドに移動する。
    (Tmuxユーザは[Ctrl] + [B]を2回押す必要がある)


  • バックグラウンドタスクの管理。
    /bashes
    実行中のバックグラウンドタスクをリスト表示し、出力を取得できる。


キーボードショートカット
  • コマンド履歴検索: [Ctrl] + [R]キー
    以前に入力したコマンドを検索できる。
    再度[Ctrl] + [R]キーを同時押下すると、古いマッチに移動する。
    [Backspace]キーで検索をキャンセル。


  • 上下矢印キー: コマンド履歴を移動


  • Vimスタイルの編集を有効化:
    /vim
    または、/configで永続的に設定可能。


Git統合

Claude CodeはGit操作をサポートしている。

  • Claudeに新しいブランチの作成と変更のコミットを依頼できる。
    Checkout a new branch named 'feature-xyz' and commit these changes


  • 重要な変更の後、頻繁にコミットするようClaude に依頼することを推奨。


  • GitHubとの統合 (GitHub CLIまたはMCPサーバ経由)
    Create a PR for this branch
    Ask Claude to review PR #456


推奨設定

コンテキスト管理
  • チェックポイントで積極的にコンパクション (圧縮) を実行する。
    機能が完成した後、あるいは、バグが修正された後など、自然な区切りで /compact を使用することを推奨。


  • コンテキスト残量インジケータを確認する。
    UIの右下に表示されることが多い。
    自動コンパクションが近づいていることを示す。


  • 新しいタスクを開始する場合は、/clear を使用する。
    トークン消費を抑え、無関係な履歴を排除できる。


バージョン管理
  • Claude Codeをバージョン管理と併用することを強く推奨。


  • 各重要な変更の後にコミットするようClaude に依頼する。
    これにより、必要に応じて変更を元に戻すことが容易になる。


パフォーマンス最適化
  • ファイルパスを具体的に指定する。
    具体的なファイルパスを提供することで、Claudeがより効率的に作業できる。


  • 複数のClaude Codeインスタンスを並行実行できる。
    異なるターミナルタブやウィンドウで、それぞれ異なるタスクやプロジェクトの部分に取り組める。


トラブルシューティング

一般的な問題
  • システムの健全性を診断する。
    /doctor


  • Claude Codeを最新バージョンに更新する。
    claude update
    Claude Codeは通常、自動的に最新の状態を保つ。


設定ファイルの場所

  • メイン設定
    ~/.claude.json
    テーマ、通知設定、エディターモード、OAuthセッション、MCP設定、プロジェクトごとの状態を含むファイルである。


  • プロジェクト設定
    .claude/settings.json
    チーム全体で共有される設定である。


  • ローカル設定
    .claude/settings.local.json
    個人的な設定
    gitignore対象のファイルである。


  • プロジェクトメモリ
    .claude/CLAUDE.md
    プロジェクト固有の情報、ビルドコマンド、コーディング規約等を記載する。


  • グローバルメモリ
    ~/.claude/CLAUDE.md
    全てのプロジェクトに適用される個人的な設定やプリファレンスである。


トラブルシューティング

"command not found: claude" エラー

PATHが正しく設定されていない可能性がある。

 export PATH="$HOME/.local/bin:$PATH"
 
 # Nativeインストールしている場合
 export PATH="$HOME/.claude/bin:$PATH"


npm権限エラー

スーパーユーザ権限でインストールした場合、以下に示すように修正する。

mkdir -p ~/.npm-global
npm config set prefix ~/.npm-global


 export PATH="/<Node.jsのインストールディレクトリ>/bin:$PATH"


その後、一般ユーザ権限でClaude Codeを再インストールする。

npm install @anthropic-ai/claude-code


古いインストールの削除

npmを削除する。

npm uninstall @anthropic-ai/claude-code

# Nativeバイナリを削除する場合
rm -rf ~/.claude/bin/claude
rm -rf ~/.local/bin/claude

# 設定ファイルを削除する場合
# ※注意 : 全ての設定が削除される
rm -rf ~/.claude
rm ~/.claude.json


Node.jsバージョンが古い場合

Claude CodeではNode.js 18以降が必要である。

まず、Node.jsのバージョンを確認する。

node --version


NVMを使用している場合、最新のLTSバージョンに更新する。

nvm install --lts
nvm use --lts


認証ループの問題

Webブラウザが自動的に開かない場合、ターミナルに表示されるURLを手動でコピーしてブラウザに貼り付ける。


参考リンク