応用数学 - 広義積分と無限積分

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2023年9月3日 (日) 15:49時点におけるWiki (トーク | 投稿記録)による版 (極限の例題)

概要



極限の例題

例題:
f(x)={x(x<1)0(x1)
について、以下の極限を求めよ。

(1) limx1+0f(x)
(2) limx10f(x)
(3) limx1f(x)
(4) limx+f(x)
(5) limxf(x)

解答:
(1)
xを正の方向から1に近づけた極限なので、
limx1+0f(x)=0

(2)
xを負の方向から1に近づけた極限なので、
limx10f(x)=1

(3)
xを正と負の両方から近づけた極限である。
しかし、(1)(2)より、右側極限と左側極限は一致しない。
そのため、一定の値には収束しないので、
limx1f(x) は値なし。

(4)
xを限りなく大きくしたときの極限なので、
limx+f(x)=0( 収 束 )

(5)
xを限りなく小さくしたときの極限なので、
limxf(x)=( 発 散 )



連続な関数

定義:
関数 f(x)x=a で連続とは、以下の条件を満たすことである。
(1) f(a) が存在する。
(2) limxaf(x) が存在する。
(3) limxaf(x)=f(a)

関数 f(x) が区間Iで連続とは、以下の条件を満たすことである。
区間Iの任意の値aについて、f(x)x=a で連続。



区分的に連続な関数

定義:
axb で定義された関数 f(x) が以下の条件を満たすとき、 f(x)axb で区分的に連続(piecewisely continuous)であるという。

(1) f(x)axb において有限個の点を除いて連続である。
(2) f(x) の不連続な点cにおいては、以下で示す右側極限と左側極限が存在する。
    limxc+0f(x)limxc0f(x)

f(x)axb で区分的に連続であるとは、言い換えると以下の条件を満たすことである。
(1) 不連続な点があっても有限個である。
(2) 不連続な点では、値が + に発散したり振動したりしない。

このような区分的に連続な関数に対しては、連続な関数とほぼ同様に定積分を行うことができる。


下図に、区分的に連続な関数を示す。

図. axb において区分的に連続な関数 f(x)



ラプラス変換では、このような関数を扱う。