「ベクトル - 位置ベクトル」の版間の差分

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例えば、下図のように直線OA上に点Xがあり、<math>OA:AX = 3:2</math>であるとする。<br>
例えば、下図のように直線OA上に点Xがあり、<math>OA:AX = 3:2</math>であるとする。<br>
この時、<math>\overrightarrow{OX}</math>は、<math>\overrightarrow{OA}</math>を伸縮することによって表すことができ、<math>\overrightarrow{OX} = \frac{5}{3}\overrightarrow{OA}</math> と書くことができる。<br>
この時、<math>\overrightarrow{OX}</math>は、<math>\overrightarrow{OA}</math>を伸縮することによって表すことができ、<math>\overrightarrow{OX} = \frac{5}{3}\overrightarrow{OA}</math> と書くことができる。<br>
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==== 3点が一直線上にある条件 ====
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==== 内分点の位置ベクトル ====
==== 内分点の位置ベクトル ====
下図のように、点Oに関して、2点<math>A(\vec{a}), B(\vec{b})</math>をとるとき、線分ABをm:nの比に内分する点Xの位置ベクトルである<math>\vec{x}</math>は、<math>\vec{a}, \vec{b}, m, n</math>を用いて、次式のように表すことができる。<br>
下図のように、点Oに関して、2点<math>A(\vec{a}), B(\vec{b})</math>をとるとき、線分ABをm:nの比に内分する点Xの位置ベクトルである<math>\vec{x}</math>は、<math>\vec{a}, \vec{b}, m, n</math>を用いて、次式のように表すことができる。<br>
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  2点<math>A (\vec{a}), B(\vec{b})</math>を結ぶ線分ABをm:nの比に内分する点<math>X(\vec{x})</math>において、<math>\vec{x}</math>は、 <math>\vec{x} = \frac{n \vec{a} + m \vec{b}}{m + n}</math> と表すことができる。
  2点<math>A (\vec{a}), B(\vec{b})</math>を結ぶ線分ABをm:nの比に内分する点<math>X(\vec{x})</math>において、<math>\vec{x}</math>は、 <math>\vec{x} = \frac{n \vec{a} + m \vec{b}}{m + n}</math> と表すことができる。
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この式<math>\vec{x} = \dfrac{n\vec{a} + m\vec{b}}{m + n}</math> の分子 <math>n\vec{a} + m\vec{b}</math> は、上図の太線で表したように、たすき掛けのような形になっている。<br>
この式<math>\vec{x} = \dfrac{n\vec{a} + m\vec{b}}{m + n}</math> の分子 <math>n\vec{a} + m\vec{b}</math> は、上図の太線で表したように、下図のようにたすき掛けのような形になっている。<br>
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==== 外分点の位置ベクトル ====
==== 外分点の位置ベクトル ====
下図のように、点Oに関して2点<math>A(\vec{a}), B(\vec{b})</math>をとる時、線分ABをm:nの比に外分する点Xの位置ベクトルである<math>\vec{x}</math>は、<math>\vec{a}, \vec{b}, m, n</math>を用いて、次式のように表すことができる。<br>
下図のように、点Oに関して2点<math>A(\vec{a}), B(\vec{b})</math>をとる時、線分ABをm:nの比に外分する点Xの位置ベクトルである<math>\vec{x}</math>は、<math>\vec{a}, \vec{b}, m, n</math>を用いて、次式のように表すことができる。<br>
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2022年5月24日 (火) 08:12時点における版

概要



内分点と外分点の位置ベクトル

ベクトルの伸縮

例えば、下図のように直線OA上に点Xがあり、OA:AX=3:2であるとする。
この時、OXは、OAを伸縮することによって表すことができ、OX=53OA と書くことができる。


3点が一直線上にある条件

3点A、B、Cが一直線上にあるのは、ベクトルACABを伸縮することにより表すことができる場合である。
つまり、AC=kAB となる実数kが存在することである。

3点が一直線上にある条件

3点A、B、Cが一直線上にある AC=kAB となる実数kが存在する


内分点の位置ベクトル

下図のように、点Oに関して、2点A(a),B(b)をとるとき、線分ABをm:nの比に内分する点Xの位置ベクトルであるxは、a,b,m,nを用いて、次式のように表すことができる。


x=OX=OA+AXベ ク ト ル の 分 解 =OA+mm+nABベ ク ト ル の 伸 縮 =OA+mm+n(OBOA)始 点 を O に す る =(1mm+n)OA+mm+nOB=nm+nOA+mm+nOB=nOA+mOBm+n=na+mbm+n

内分点の位置ベクトル

2点A(a),B(b)を結ぶ線分ABをm:nの比に内分する点X(x)において、xは、 x=na+mbm+n と表すことができる。


この式x=na+mbm+n の分子 na+mb は、上図の太線で表したように、下図のようにたすき掛けのような形になっている。


外分点の位置ベクトル

下図のように、点Oに関して2点A(a),B(b)をとる時、線分ABをm:nの比に外分する点Xの位置ベクトルであるxは、a,b,m,nを用いて、次式のように表すことができる。


x=OX=OA+AXベ ク ト ル の 分 解 =OA+mmnABベ ク ト ル の 伸 縮 =OA+mmn(OBOA)始 点 を O に す る =(1mmn)OA+mmnOB=nmnOA+mmnOB=nOA+mOBmn=na+mbmn

外分点の位置ベクトル

2点A(a),B(b)を結ぶ線分ABをm:nの比に外分する点X(x)において、xは、x=na+mbmn と表すことができる。


この式では、"m:nに外分すること"は、"m:-nに内分すること"と等しいことが分かる。
また、x=na+mbmn は、分母・分子にー1を乗算することにより、x=(na+mb)(mn)=nambnmとも書けるため、
"-m:nに内分すること"とも等しいことがわかる。

例題1. 内分点と外分点の座標

原点をO(0, 0)とする座標平面上に2点A(ax, ay), B(bx, by)があり、線分ABをm:nに内分する点をXとする時、点Xの座標を求めよ。
また、線分ABをm:nに外分する点をYとする時、点Yの座標を求めよ。


内分点の位置ベクトルの式から、次式が求められる。
OX=nOA+mOBm+n=nm+nOA+mm+nOB
上式に、OA=(axay),OB=(bxby)を用いると次式となる。
OX=nm+n(axay)+mm+n(bxby)=1m+n(naxnay)+1m+n(mbxmby)=1m+n(nax+mbxnay+mby)
したがって、点Xの座標は(nax+mbxm+n,nay+mbym+n)となる。

また,外分点の位置ベクトルの式から、m:nに外分することは、m:-nに内分することと同じであるため、次式となる。
OY=nOA+mOBmn=nmnOA+mmnOB
これに、OA=(axay),OB=(bxby)を用いると次式となる。
OX=nmn(axay)+mmn(bxby)=1mn(naxnay)+1mn(mbxmby)=1mn(nax+mbxnay+mby)
したがって、点Yの座標は、(nax+mbxmn,nay+mbymn) となる。

例題2. 3点が一直線上にある条件

△ABCの辺ABを1:2に内分する点をP、辺BCを3:1に外分する点をQ、辺CAを2:3に内分する点をRとする時、3点P、Q、Rは一直線上にあることを示せ。



AB=b,AC=c とおくと、AQ=b+3c31=b+3c2 と表すことができる。

したがって、
PQ=AQAP=56b+32cPR=ARAP=13b+35c

以上より、PR=25PQ であり、P、Q、Rは同一直線上にある。