「ベクトル - 位置ベクトル」の版間の差分

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また、<math>\vec{x} = \frac{-n \vec{a} + m \vec{b}}{m - n}</math> は、分母・分子にー1を乗算することにより、<math>\vec{x} = \frac{- (-n \vec{a} + m \vec{b})}{- (m - n)} = \frac{n \vec{a} - m \vec{b}}{n - m}</math>とも書けるため、<br>
また、<math>\vec{x} = \frac{-n \vec{a} + m \vec{b}}{m - n}</math> は、分母・分子にー1を乗算することにより、<math>\vec{x} = \frac{- (-n \vec{a} + m \vec{b})}{- (m - n)} = \frac{n \vec{a} - m \vec{b}}{n - m}</math>とも書けるため、<br>
<u>"-m:nに内分すること"</u>とも等しいことがわかる。<br>
<u>"-m:nに内分すること"</u>とも等しいことがわかる。<br>
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==== 例題1. 内分点と外分点の座標 ====
原点をO(0, 0)とする座標平面上に2点A(ax, ay), B(bx, by)があり、線分ABをm:nに内分する点をXとする時、点Xの座標を求めよ。
また、線分ABをm:nに外分する点をYとする時、点Yの座標を求めよ。
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内分点の位置ベクトルの式から、次式が求められる。<br>
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\begin{align}
\overrightarrow{OX} &= \frac{n \overrightarrow{OA} + m \overrightarrow{OB}}{m + n} \\
&= \frac{n}{m + n} \overrightarrow{OA} + \frac{m}{m + n} \overrightarrow{OB}
\end{align}
</math><br>
上式に、<math>\overrightarrow{OA} = \binom{a_x}{a_y}, \quad \overrightarrow{OB} = \binom{b_x}{b_y}</math>を用いると次式となる。<br>
<math>
\begin{align}
\overrightarrow{OX} &= \frac{n}{m + n} \dbinom{a_x}{a_y} + \frac{m}{m + n} \dbinom{b_x}{b_y} \\
&= \frac{1}{m + n} \dbinom{na_x}{na_y} + \frac{1}{m + n} \dbinom{mb_x}{mb_y} \\
&= \frac{1}{m + n} \dbinom{na_x + mb_x}{na_y + mb_y}
\end{align}
</math><br>
したがって、点Xの座標は<math>\boldsymbol { \left( \frac{na_x + mb_x}{m + n}, \quad \frac{na_y + mb_y}{m + n} \right) }</math>となる。<br>
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また,外分点の位置ベクトルの式から、m:nに外分することは、m:-nに内分することと同じであるため、次式となる。<br>
<math>
\begin{align}
\overrightarrow{OY} &= \frac{-n \overrightarrow{OA} + m \overrightarrow{OB}}{m - n} \\
&= \frac{-n}{m - n} \overrightarrow{OA} + \frac{m}{m - n} \overrightarrow{OB}
\end{align}
</math><br>
これに、<math>\overrightarrow{OA} = \dbinom{a_x}{a_y}, \quad \overrightarrow{OB} = \dbinom{b_x}{b_y}</math>を用いると次式となる。<br>
<math>
\begin{align}
\overrightarrow{OX} &= \frac{-n}{m - n} \dbinom{a_x}{a_y} + \frac{m}{m - n} \dbinom{b_x}{b_y} \\
&= \frac{1}{m - n} \dbinom{-na_x}{-na_y} + \frac{1}{m - n} \dbinom{mb_x}{mb_y} \\
&= \frac{1}{m - n} \dbinom{-na_x + mb_x}{-na_y + mb_y}
\end{align}
</math><br>
したがって、点Yの座標は、<math>\boldsymbol{ \left( \frac{-na_x + mb_x}{m - n}, \quad \frac{-na_y + mb_y}{m - n} \right) }</math> となる。<br>
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__FORCETOC__
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[[カテゴリ:解析学]]
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2022年5月24日 (火) 01:12時点における版

概要



内分点と外分点の位置ベクトル

ベクトルの伸縮

例えば、下図のように直線OA上に点Xがあり、OA:AX=3:2であるとする。
この時、OXは、OAを伸縮することによって表すことができ、OX=53OA と書くことができる。

3点が一直線上にある条件

3点A、B、Cが一直線上にあるのは、ベクトルACABを伸縮することにより表すことができる場合である。
つまり、AC=kAB となる実数kが存在することである。

3点が一直線上にある条件

3点A、B、Cが一直線上にある AC=kAB となる実数kが存在する


内分点の位置ベクトル

下図のように、点Oに関して、2点A(a),B(b)をとるとき、線分ABをm:nの比に内分する点Xの位置ベクトルであるxは、a,b,m,nを用いて、次式のように表すことができる。
x=OX=OA+AXベ ク ト ル の 分 解 =OA+mm+nABベ ク ト ル の 伸 縮 =OA+mm+n(OBOA)始 点 を O に す る =(1mm+n)OA+mm+nOB=nm+nOA+mm+nOB=nOA+mOBm+n=na+mbm+n

内分点の位置ベクトル

2点A(a),B(b)を結ぶ線分ABをm:nの比に内分する点X(x)において、xは、 x=na+mbm+n と表すことができる。


この式x=na+mbm+n の分子 na+mb は、上図の太線で表したように、たすき掛けのような形になっている。

外分点の位置ベクトル

下図のように、点Oに関して2点A(a),B(b)をとる時、線分ABをm:nの比に外分する点Xの位置ベクトルであるxは、a,b,m,nを用いて、次式のように表すことができる。
x=OX=OA+AXベ ク ト ル の 分 解 =OA+mmnABベ ク ト ル の 伸 縮 =OA+mmn(OBOA)始 点 を O に す る =(1mmn)OA+mmnOB=nmnOA+mmnOB=nOA+mOBmn=na+mbmn

外分点の位置ベクトル

2点A(a),B(b)を結ぶ線分ABをm:nの比に外分する点X(x)において、xは、x=na+mbmn と表すことができる。


この式では、"m:nに外分すること"は、"m:-nに内分すること"と等しいことが分かる。
また、x=na+mbmn は、分母・分子にー1を乗算することにより、x=(na+mb)(mn)=nambnmとも書けるため、
"-m:nに内分すること"とも等しいことがわかる。

例題1. 内分点と外分点の座標

原点をO(0, 0)とする座標平面上に2点A(ax, ay), B(bx, by)があり、線分ABをm:nに内分する点をXとする時、点Xの座標を求めよ。
また、線分ABをm:nに外分する点をYとする時、点Yの座標を求めよ。


内分点の位置ベクトルの式から、次式が求められる。
OX=nOA+mOBm+n=nm+nOA+mm+nOB
上式に、OA=(axay),OB=(bxby)を用いると次式となる。
OX=nm+n(axay)+mm+n(bxby)=1m+n(naxnay)+1m+n(mbxmby)=1m+n(nax+mbxnay+mby)
したがって、点Xの座標は(nax+mbxm+n,nay+mbym+n)となる。

また,外分点の位置ベクトルの式から、m:nに外分することは、m:-nに内分することと同じであるため、次式となる。
OY=nOA+mOBmn=nmnOA+mmnOB
これに、OA=(axay),OB=(bxby)を用いると次式となる。
OX=nmn(axay)+mmn(bxby)=1mn(naxnay)+1mn(mbxmby)=1mn(nax+mbxnay+mby)
したがって、点Yの座標は、(nax+mbxmn,nay+mbymn) となる。