「ベクトル - 位置ベクトル」の版間の差分
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したがって、<math>\boldsymbol{\overrightarrow{AI} = \frac{b}{a + b + c} \overrightarrow{AB} + \frac{c}{a + b + c} \overrightarrow{AC}}</math> となる。<br> | したがって、<math>\boldsymbol{\overrightarrow{AI} = \frac{b}{a + b + c} \overrightarrow{AB} + \frac{c}{a + b + c} \overrightarrow{AC}}</math> となる。<br> | ||
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* 2の解答 | |||
<math>\overrightarrow{OI} = \overrightarrow{OA} + \overrightarrow{AI}</math>であるから、次式が求められる。<br> | |||
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\overrightarrow{OI} &= \vec{a} + \frac{b}{a + b + c} \overrightarrow{AB} + \frac{ c}{a + b + c} \overrightarrow{AC} \qquad \because \overrightarrow{AI} = \frac{b}{a + b + c} \overrightarrow{AB} + \frac{c}{a + b + c} \overrightarrow{AC} \\ | |||
&= \vec{a} + \frac{b}{a + b + c} \left( \vec{b} - \vec{a} \right) + \frac{c}{a + b + c} \left(\vec{c} - \vec{a} \right) \qquad \because \overrightarrow{AB} = \vec{b} - \vec{a}, \quad \overrightarrow{AC} = \vec{c} - \vec{a} \\ | |||
&= \frac{a + b + c}{a + b + c} \, \vec{a} + \frac{b}{a + b + c} \left( \vec{b} - \vec{a} \right) + \frac{c}{a + b + c} \left(\vec{c} - \vec{a} \right) \\ | |||
&= \frac{a}{a + b + c} \vec{a} + \frac{b}{a + b + c} \vec{b} + \frac{c}{a + b + c} \vec{c} | |||
\end{align} | |||
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したがって、<math>\boldsymbol{ \vec{i} = \frac{a}{a + b + c} \vec{a} + \frac{b}{a + b + c} \vec{b}}</math> となる。<br> | |||
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2022年5月25日 (水) 02:02時点における版
概要
内分点と外分点の位置ベクトル
ベクトルの伸縮
例えば、下図のように直線OA上に点Xがあり、であるとする。
この時、は、を伸縮することによって表すことができ、 と書くことができる。

3点が一直線上にある条件
3点A、B、Cが一直線上にあるのは、ベクトルがを伸縮することにより表すことができる場合である。
つまり、 となる実数kが存在することである。
3点が一直線上にある条件 3点A、B、Cが一直線上にある となる実数kが存在する
内分点の位置ベクトル
下図のように、点Oに関して、2点をとるとき、線分ABをm:nの比に内分する点Xの位置ベクトルであるは、を用いて、次式のように表すことができる。

内分点の位置ベクトル 2点を結ぶ線分ABをm:nの比に内分する点において、は、 と表すことができる。
この式 の分子 は、上図の太線で表したように、下図のようにたすき掛けのような形になっている。

外分点の位置ベクトル
下図のように、点Oに関して2点をとる時、線分ABをm:nの比に外分する点Xの位置ベクトルであるは、を用いて、次式のように表すことができる。

外分点の位置ベクトル 2点を結ぶ線分ABをm:nの比に外分する点において、は、 と表すことができる。
この式では、"m:nに外分すること"は、"m:-nに内分すること"と等しいことが分かる。
また、 は、分母・分子にー1を乗算することにより、とも書けるため、
"-m:nに内分すること"とも等しいことがわかる。
例題1. 内分点と外分点の座標
原点をO(0, 0)とする座標平面上に2点A(ax, ay), B(bx, by)があり、線分ABをm:nに内分する点をXとする時、点Xの座標を求めよ。 また、線分ABをm:nに外分する点をYとする時、点Yの座標を求めよ。
内分点の位置ベクトルの式から、次式が求められる。
上式に、を用いると次式となる。
したがって、点Xの座標はとなる。
また,外分点の位置ベクトルの式から、m:nに外分することは、m:-nに内分することと同じであるため、次式となる。
これに、を用いると次式となる。
したがって、点Yの座標は、 となる。
例題2. 3点が一直線上にある条件
△ABCの辺ABを1:2に内分する点をP、辺BCを3:1に外分する点をQ、辺CAを2:3に内分する点をRとする時、3点P、Q、Rは一直線上にあることを示せ。

とおくと、 と表すことができる。
したがって、
以上より、 であり、P、Q、Rは同一直線上にある。
例題3. 重心の位置ベクトル
重心の定義 三角形の頂点からその対辺の中点を結んだ線(中線)は1点で交わり、その交点を三角形の重心という。 重心は、3つの中線それぞれを2:1に内分する。
△ABCの重心をGとする。 1. を と を用いて表せ。 2. ある基準点Oからの位置ベクトルが、 となるとき、重心の位置ベクトル を で表せ。
- 1の解答

辺BCの中点をMとおくと、重心の定義より であるから、 となる。
また、重心の性質より、 であるから、次式が求められる。
したがって、 となる。
- 2の解答

であるから、次式が求められる。
内心の位置ベクトル
内心の定義 三角形の3つの内角の二等分線は、1点で交わる。この交点を、内心という。 内心は、3つの辺から等距離にあり、内心を中心として、△ABCに接する円を描くことができる。この円を、三角形の内接円という。
である△ABCの内心をIとする。 1. を と を用いて表せ。 2. ある基準点Oからの位置ベクトルが、 となる時、内心の位置ベクトル を で表せ。
- 1の解答
直線AIと線分BCの交点をDとすると,内心の定義より である。
角の二等分線の定理より、 となるから、 は次式となる。
また、内心の定義より、 である。
角の二等分線の定理より、次式となる。
上式より、次式が求まる。
したがって、 となる。
- 2の解答
であるから、次式が求められる。
したがって、 となる。