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== 概要 ==
== 概要 ==
全てのLinuxディストリビューションには、ターミナルが既にプレインストールされている。<br>
全てのLinuxディストリビューションには、何らかのターミナルが既にプレインストールされていることが多い。<br>
ターミナルは、コマンドの実行、ファイルの操作、ソフトウェアのインストール、リモート接続等、日常的な管理作業の基盤となる。<br>
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ここでは、多くのLinuxディストリビューションで使用することができるターミナルについて記載する。<br>
Linuxでは、デスクトップ環境に標準で付属するターミナルのほか、軽量性、高速描画、拡張性、カスタマイズ性を重視した多様なターミナルを選択することができる。<br>
利用するターミナルにより、設定方法、ショートカットキー、対応する描画方式、設定ファイルの形式が大きく異なる。<br>
そのため、用途や作業環境に応じて、適切なターミナルを選択することが重要である。<br>
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Gnome Terminalのように標準的で扱いやすいターミナルもあれば、STのように最小構成を重視したターミナルも存在する。<br>
Kitty、Alacritty、Ghosttyのように、高速描画や近代的な機能を重視したターミナルも広く利用されている。<br>
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また、Drop Down Terminalのように、デスクトップ環境へ統合して素早く呼び出すことを主目的とした拡張機能も存在する。<br>
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近年のターミナルでは、GPU描画、Wayland対応、独自の設定体系、外部ツールとの連携等が導入方法に影響する。<br>
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また、目的のターミナルが既に利用可能な場合でも、追加設定や外部ツールの導入により、作業効率を大きく改善できることがある。<br>
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  cp /<Kittyのインストールディレクトリ>/lib/kitty/shell-integration/fish/vendor_conf.d/* \
  cp /<Kittyのインストールディレクトリ>/lib/kitty/shell-integration/fish/vendor_conf.d/* \
     ~/.config/fish/conf.d/
     ~/.config/fish/conf.d/
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==== 設定 ====
===== スクロールバー =====
Kittyのデフォルト設定では、スクロールバーは必要な場合のみ表示される。<br>
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常にスクロールバーを表示する場合は、Kittyの設定ファイル (~/.config/kitty/kitty.conf) に以下に示す設定追加する。<br>
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scrollbar always
# スクロールバーの外観もカスタマイズ可能
scrollbar_fill_bg      #505050
scrollbar_thumb_bg      #808080
scrollbar_padding      3
scrollbar_margin        3
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設定を有効にする場合は、Kittyを再起動する必要がある。<br>
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* キーボードでのスクロール
*: [Ctrl] + [Shift] + [Up] または [Ctrl] + [Shift] + [Down]
*: [Ctrl] + [Shift] + [Page Up] または [Ctrl] + [Shift] + [Page Down]
*: <br>
* マウスでのスクロール
*: マウスホイール
*: トラックパッドの2本指スクロール
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  # SUSE
  # SUSE
  sudo zypper install cmake cargo freetype-devel fontconfig-devel libxcb-devel libxkbcommon-devel
  sudo zypper install gcc13 gcc13-c++ cmake cargo freetype-devel fontconfig-devel libxcb-devel libxkbcommon-devel
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[https://github.com/alacritty/alacritty/releases AlacrittyのGithub]にアクセスして、ソースコードをダウンロードする。<br>
[https://github.com/alacritty/alacritty/releases AlacrittyのGithub]にアクセスして、ソースコードをダウンロードする。<br>
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  # Wayland環境の場合
  # Wayland環境の場合
  cargo build --release --features=wayland
  cargo build --release --features=wayland
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GCC / G++のバージョンを指定する場合は、以下に示すオプションを付加する。<br>
# GCC 13 / G++ 13を使用する場合
CC=/usr/bin/gcc-13 CXX=/usr/bin/g++-13 \
cargo build --release --features=x11
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ビルドが正常に終了した場合、プロジェクトディレクトリにtarget/release/alacrittyファイルが生成される。<br>
ビルドが正常に終了した場合、プロジェクトディレクトリにtarget/release/alacrittyファイルが生成される。<br>
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  /<Alacrittyのインストールディレクトリ>/alacritty -e /<tmuxのインストールディレクトリ>/bin/tmux
  /<Alacrittyのインストールディレクトリ>/alacritty -e /<tmuxのインストールディレクトリ>/bin/tmux
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== Ghostty ==
==== Ghosttyとは ====
Ghosttyは、GPUベースの高速ターミナルエミュレータである。<br>
ネイティブのGUIレンダリングパイプラインを持ち、従来のターミナルと比較して高い描画性能を実現する。<br>
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Ghosttyのビルドには特定のZigコンパイラのバージョンが必要であり、これがディストリビューション間で大きな違いを生じさせている。<br>
RHELではコミュニティがメンテナンスするパッケージが利用可能である一方、SUSEでは公式リポジトリからの提供が困難となっている。<br>
このため、RHELとSUSEでは実際の導入方法が異なり、それぞれの環境に応じた手順が必要である。<br>
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Zigのバージョン要件は、Ghosttyのバージョンに応じて変化する。<br>
例えば、Ghostty 1.2ではZig 0.14.1、Ghostty 1.3ではZig 0.15.2が必要とされるリリースがある。<br>
<u>そのため、ビルドする場合は、Ghosttyのバージョンに対応したZigがインストールされていることを確認する必要がある。</u><br>
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Ghosttyの最新情報やリリース詳細は、公式Webサイトやリリースノートを参照することを推奨する。<br>
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==== RHEL ====
RHEL環境では、公式提供ではなく、コミュニティがメンテナンスするCOPRリポジトリを利用する方法がある。<br>
raboo/ghosttyが提供するパッケージを使用するが、これは公式ではなくコミュニティ管理のものである。<br>
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利用するにあたり、EPELおよびCOPRの有効化が必要となる場合がある。<br>
利用可否は対象のRHELバージョン、EPELの有効化状況、COPR側のビルド状態に依存する。<br>
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COPRの詳細を知りたい場合は、[https://copr.fedorainfracloud.org/coprs/raboo/ghostty%20raboo/ghostty COPRの公式Webサイト]を参照すること。<br>
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まず、COPRリポジトリを有効化し、Ghosttyをインストールする。<br>
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sudo dnf copr enable raboo/ghostty
sudo dnf install ghostty
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インストールが完了した後、Ghosttyのバージョンを確認する。<br>
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ghostty --version
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==== SUSE ====
SUSEの公式リポジトリでは、パッケージが固定されたZigバージョンに依存できないというポリシーのため、Ghosttyのパッケージ提供が停止された。<br>
そのため、SUSE系環境ではソースコードからのビルドが現実的な導入方法となる。<br>
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SUSEでは、Zigによるビルドの時に環境変数や依存ライブラリの有無に注意が必要である。<br>
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ソースコードからビルドする場合、GitHubが自動生成するtarballではなく、release.files.ghostty.orgが配布する公式のTarballを使用して、Zigを使用してビルドすることが推奨される。<br>
公式のTarballには、必要なサブモジュールや生成ファイルが含まれており、ビルドの再現性が高い。<br>
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SUSEではgtk4-layer-shellがパッケージングされていないため、ビルド時に <code>-fno-sys=gtk4-layer-shell</code> オプションを指定する必要がある。<br>
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まず、ビルドに必要な依存パッケージをインストールする。<br>
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sudo zypper install gettext pkgconf ncurses-devel gtk4-devel libadwaita-devel
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Zigは、対象とするGhosttyリリースが要求するバージョンを別途用意して、<code>zig version</code> コマンドで確認してからビルドする。<br>
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* Zigの公式Webサイト
*: https://ziglang.org/download/
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次に、release.files.ghostty.orgから公式のTarballをダウンロードして、解凍する。<br>
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* Ghosttyの公式Webサイト
*: https://ghostty.org/download
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wget https://release.files.ghostty.org/<バージョン  例: 1.3.1>/ghostty-<バージョン  例: 1.3.1>.tar.gz
tar xf ghostty-<バージョン>.tar.gz
cd ghostty-<バージョン>
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Ghosttyをビルドする。<br>
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zig build -p <Ghosttyのインストールディレクトリ> -Doptimize=ReleaseFast -fno-sys=gtk4-layer-shell
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ビルドが完了した後、Ghosttyのバージョンを確認する。<br>
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/<Ghosttyのインストールディレクトリ>/bin/ghostty --version
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__FORCETOC__
__FORCETOC__
[[カテゴリ:RHEL]][[カテゴリ:SUSE]][[カテゴリ:Raspberry_Pi]]
[[カテゴリ:RHEL]][[カテゴリ:SUSE]][[カテゴリ:Raspberry_Pi]][[カテゴリ:PinePhone]]