| (同じ利用者による、間の2版が非表示) | |||
| 296行目: | 296行目: | ||
#: partedコマンドでのパーティション作成例を、以下に示す。 | #: partedコマンドでのパーティション作成例を、以下に示す。 | ||
## microSDカードをフォーマットする前に、<code>mklabel</code>コマンドを実行してラベルを作成する必要がある。 | ## microSDカードをフォーマットする前に、<code>mklabel</code>コマンドを実行してラベルを作成する必要がある。 | ||
##: < | ##: <syntaxhighlight lang="text"> | ||
##: (parted) | sudo parted /dev/sdX # 例: sudo parted /dev/sdb | ||
## 次に、パーティションを作成する。<br>以下の例では、パーティション名を"primary"、FATfsタイプ、パーティションサイズは0%から100%までとしている。 | </syntaxhighlight> | ||
##: (parted) | ##: <syntaxhighlight lang="text"> | ||
(parted) mklabel gpt | |||
</syntaxhighlight> | |||
## 次に、パーティションを作成する。<br>以下の例では、パーティション名を"primary"、FATfsタイプ、パーティションサイズは0[%]から100[%]までとしている。 | |||
##: <syntaxhighlight lang="text"> | |||
(parted) mkpart | |||
パーティションの名前? []? primary | |||
ファイルシステムの種類? [ext2]? FAT32 | |||
開始? 0% | |||
終了? 100% | |||
</syntaxhighlight> | |||
## パーティションの作成が完了した後、printコマンドを実行して、パーティションを確認する。 | ## パーティションの作成が完了した後、printコマンドを実行して、パーティションを確認する。 | ||
##: (parted) | ##: <syntaxhighlight lang="text"> | ||
(parted) print | |||
</syntaxhighlight> | |||
# 次に、以下のコマンドを実行して、u-bootを上書きする。(これを行わない場合、PinePhoneは残存しているu-bootから起動しようとする) | # 次に、以下のコマンドを実行して、u-bootを上書きする。(これを行わない場合、PinePhoneは残存しているu-bootから起動しようとする) | ||
#: < | #: <syntaxhighlight lang="text"> | ||
# MBRパーティションの場合 | |||
sudo dd if=/dev/zero of=/dev/sdX bs=8k seek=1 count=4 | |||
# | |||
# GPTパーティションの場合 | |||
sudo dd if=/dev/zero of=/dev/sdX bs=32k seek=4 count=1 | |||
</syntaxhighlight> | |||
# 最後に、GNOME DisksやYaSTパーティションマネージャを使用して、microSDカードに対して、ext4パーティションを作成する。 | # 最後に、GNOME DisksやYaSTパーティションマネージャを使用して、microSDカードに対して、ext4パーティションを作成する。 | ||
<br> | <br> | ||
| 317行目: | 328行目: | ||
# まず、microSDカードを挿入およびPinePhoneの電源を投入して、ターミナルを起動する。 | # まず、microSDカードを挿入およびPinePhoneの電源を投入して、ターミナルを起動する。 | ||
# 以下のコマンドを実行して、microSDカードをマウントする。 | # 以下のコマンドを実行して、microSDカードをマウントする。 | ||
#: < | #: <syntaxhighlight lang="text"> | ||
sudo mkdir /mnt/sdcard && sudo mount -t ext4 /dev/mmcblk0p1 /mnt/sdcard | |||
</syntaxhighlight> | |||
# 次に、ホームディレクトリの内容にmicroSDカードへコピーする。 | # 次に、ホームディレクトリの内容にmicroSDカードへコピーする。 | ||
#: < | #: <syntaxhighlight lang="text"> | ||
sudo cp -aR /home /mnt/sdcard | |||
</syntaxhighlight> | |||
# microSDカードの一時的なマウントポイントをアンマウントする。 | # microSDカードの一時的なマウントポイントをアンマウントする。 | ||
#: < | #: <syntaxhighlight lang="text"> | ||
sudo umount /mnt/sdcard | |||
</syntaxhighlight> | |||
# microSDカードを、ホームディレクトリへマウントする。 | # microSDカードを、ホームディレクトリへマウントする。 | ||
#: < | #: <syntaxhighlight lang="text"> | ||
sudo mount -t ext4 /dev/mmcblk0p1 /home | |||
</syntaxhighlight> | |||
# microSDカードのUUIDを取得して、/etc/fstabファイルにエントリを追加する。 | # microSDカードのUUIDを取得して、/etc/fstabファイルにエントリを追加する。 | ||
#: UUIDを取得するには、以下のコマンドを実行する。 | #: UUIDを取得するには、以下のコマンドを実行する。 | ||
#: < | #: <syntaxhighlight lang="text"> | ||
sudo blkid /dev/mmcblk0p1 | |||
</syntaxhighlight> | |||
#: <br> | #: <br> | ||
#: /etc/fstabファイルに、以下の内容を追記する。 | #: /etc/fstabファイルに、以下の内容を追記する。 | ||
#: (最後のパラメータの<code>2</code>は、fsckに他のエントリの後で確認するように指示している) | #: (最後のパラメータの<code>2</code>は、fsckに他のエントリの後で確認するように指示している) | ||
#: < | #: <syntaxhighlight lang="text"> | ||
UUID=a2c1f977-0405-4ae1-8169-639b8ae53e3b /home ext4 defaults 0 2 | |||
</syntaxhighlight> | |||
# 最後に、microSDカードにあるホームディレクトリのユーザ名とグループ名を、現在使用しているユーザ名とグループ名に変更する。 | # 最後に、microSDカードにあるホームディレクトリのユーザ名とグループ名を、現在使用しているユーザ名とグループ名に変更する。 | ||
#: < | #: <syntaxhighlight lang="text"> | ||
sudo chown -R mobian:mobian /home/mobian | |||
</syntaxhighlight> | |||
<br> | <br> | ||
上記の設定により、microSDカードはホームディレクトリに持続的にマウントされる。<br> | 上記の設定により、microSDカードはホームディレクトリに持続的にマウントされる。<br> | ||
| 969行目: | 994行目: | ||
Chromiumブラウザが実行できるかどうか確認する。<br> | Chromiumブラウザが実行できるかどうか確認する。<br> | ||
<br> | <br> | ||
==== | ==== 描画エラー ==== | ||
Chromiumを起動した時、文字が表示されない場合がある。<br> | Chromiumを起動した時、文字が表示されない場合がある。<br> | ||
この時、[ハードウェアアクセラレーションが使用可能な場合は使用する]のチェックを外す。<br> | この時、[ハードウェアアクセラレーションが使用可能な場合は使用する]のチェックを外す。<br> | ||
<br> | |||
# 設定画面も見えない可能性もあるため、アドレスバーに chrome://settings/system と入力する。 | # 設定画面も見えない可能性もあるため、アドレスバーに chrome://settings/system と入力する。 | ||
# 上から2番目のスイッチを無効化(グレーアウト)する。 | # 上から2番目のスイッチを無効化(グレーアウト)する。 | ||
# Chromiumを再起動する。 | # Chromiumを再起動する。 | ||
<br> | |||
==== 日本語入力できない ==== | |||
===== 方法 1: GTK4方式に切り替え ===== | |||
<u>この方法では、候補ウィンドウの位置がずれる場合がある。</u><br> | |||
<br> | |||
sudo vi /etc/chromium.d/fcitx5-wayland | |||
<br> | |||
export CHROMIUM_FLAGS="$CHROMIUM_FLAGS --ozone-platform=wayland --gtk-version=4" | |||
<br> | |||
===== 方法 2: XWaylandにフォールバック ===== | |||
<u>この方法は、環境変数 <code>GTK_IM_MODULE=fcitx</code> が設定されている必要がある。</u><br> | |||
ネイティブWaylandの恩恵は失われるが、日本語入力は最も安定して動作する。<br> | |||
<br> | |||
sudo vi /etc/chromium.d/fcitx5-wayland | |||
<br> | |||
export CHROMIUM_FLAGS="$CHROMIUM_FLAGS --ozone-platform=x11" | |||
<br> | |||
アドレスバーに chrome://version と入力して、フラグが反映されているか確認する。<br> | |||
<br><br> | <br><br> | ||