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== 概要 == Synergy / 3およびBarrierは、ネットワークを介して複数のコンピュータ間でマウスとキーボードを共有するためのソフトウェア (Input Device Sharing Software) である。<br> <br> これは、以下に示すような特徴がある。<br> * 1つのキーボードとマウスで複数のPCの操作 *: 画面の端にマウスを移動させて、接続された別のPCの画面に自然にカーソルが移動する。 *: これにより、複数のPCを使用する場合でも、物理的なキーボードやマウスの切り替えが不要になる。 * ネットワーク経由での動作 *: SSLによる暗号化通信を採用しており、データの安全性が確保されている。 *: また、パスワード保護機能により、許可されていない接続を防ぐことができる。 * クリップボードの共有等の追加機能 *: クリップボードの共有機能も搭載されており、あるPCでコピーしたテキストや画像を別のPCにペーストできる。 *: ドラッグ&ドロップによるファイル共有も可能であり、異なるOSのコンピュータ間でもスムーズにファイルを転送できる。 <br> PCの配置関係や共有する機能の詳細な調整が可能である。<br> <br> Windows、MacOS、Linux等の異なるOS間でも利用することが可能である。<br> <br><br> == Deskflow (旧 Synergy Core) == Deskflowは、Synergy3の無償の公式アップストリームプロジェクトある。<br> Deskflowプロジェクトは、誰もが協力できるコミュニティ主導の開発を育成するために設立されている。<br> <br> Deskflowを使用することにより、Windows、MacOS、Linux上の複数のPC間で1つのマウスとキーボードを共有することが可能である。(映像出力なしのソフトウェアKVM)<br> <br> ==== パッケージ管理システムからインストール ==== # RHEL - # SUSE - # Raspberry Pi OS / Mobian - <br> ==== ソースコードからインストール ==== まず、Deskflowのビルドに必要な依存関係のライブラリをインストールする。<br> <br> <u>※注意</u><br> <u>Qt 6.5以降、CMake 3.24以降、OpenSSL 3.0以降が必要となることに注意する。</u><br> <br> # RHEL sudo dnf install epel-release sudo dnf config-manager --set-enabled crb sudo dnf install cmake make ninja-build gcc-c++ gtk3-devel \ glib2-devel gdk-pixbuf2-devel libcurl-devel libnotify-devel libei-devel \ libportal-devel openssl-devel libXtst-devel libxkbfile-devel pugixml-devel \ qt6-qtbase-devel qt6-qttools-devel \ gtest-devel gmock-devel \ tomlplusplus-devel cli11-devel # SUSE sudo zypper install make cmake ninja gcc-c++ glib2-devel gtk3-devel \ gdk-pixbuf-devel avahi-compat-mDNSResponder-devel dbus-1-devel \ libcurl-devel libnotify-devel libopenssl-devel libavahi-devel fixesproto-devel libportal-devel pugixml-devel \ libXrandr-devel libXext-devel libXfixes-devel libXinerama-devel libXi-devel libXtst-devel xextproto-devel \ libxkbcommon-devel libxkbfile-devel inputproto-devel recordproto-devel libSM-devel \ libei-devel cli11-devel tomlplusplus-devel \ qt6-base-devel qt6-core-devel qt6-widgets-devel qt6-network-devel qt6-dbus-devel qt6-linguist-devel qt6-tools-devel # Raspberry Pi OS / Mobian apt install cmake build-essential ninja-build libglib2.0-dev libgtk-3-dev \ libgdk-pixbuf-2.0-dev libnotify-dev libpugixml-dev libssl-dev \ libei-dev libportal-dev libtomlplusplus-dev libcli11-dev \ xorg-dev libx11-dev libxtst-dev libxkbfile-dev \ qt6-base-dev qt6-tools-dev \ libgtest-dev libgmock-dev <br> * 各バージョンのソースコードからインストールする場合 *: [https://github.com/deskflow/deskflow/releases DeskflowのGithub]からソースコードをダウンロードする。 *: ダウンロードしたファイルを解凍する。 *: <code>tar xf deskflow-<バージョン>.tar.gz</code> *: <code>cd deskflow-<バージョン></code> *: <br> *: Deskflowをビルドおよびインストールする。 *: <code>mkdir build && cd build</code> *: <code>cmake -DCMAKE_BUILD_TYPE=Release -DCMAKE_INSTALL_PREFIX=<Deskflowのインストールディレクトリ> ..</code> *: <code>make -j $(nproc) または cmake --build . -j $(nproc)</code> *: <code>make install または cmake --install .</code> <br> * <code>git clone</code>コマンドを使用する場合 *: <code>git clone https://github.com/deskflow/deskflow.git</code> *: <code>cd deskflow</code> *: <br> *: Deskflowをビルドおよびインストールする。 *: <code>mkdir build && cd build</code> *: <br> *: <code>cmake -DCMAKE_BUILD_TYPE=Release -DCMAKE_INSTALL_PREFIX=<Synergyのインストールディレクトリ> ..</code> *: <code>make -j $(nproc) または cmake --build . -j $(nproc)</code> *: <code>make install または cmake --install .</code> <br> 任意のディレクトリにインストールした場合、Deskflowの実行ファイルが存在するディレクトリに、以下に示すようなシェルスクリプトを作成する。<br> vi /<Deskflowの実行ファイルがあるディレクトリ>/bin/deskflow.sh <br> <syntaxhighlight lang="sh"> # /<Deskflowの実行ファイルがあるディレクトリ>/bin/deskflow.shファイル #!/usr/bin/env sh appname="deskflow" # use -f to make the readlink path absolute dirname="$(dirname -- "$(readlink -f -- "${0}")" )" if [ "$dirname" = "." ]; then dirname="${PWD}/${dirname}" fi cd $dirname # Initialize interpreter path export PATH="$dirname:$PATH" export LD_LIBRARY_PATH="$dirname/../lib64:${LD_LIBRARY_PATH}" # Run Deskflow binary "${dirname}/${appname}" "$@" </syntaxhighlight> <br> Windowsの場合は、Githubにあるインストーラをダウンロードしてインストールする。<br> インストールした後、Deskflowの設定を行う。<br> <br> ==== Deskflowのアンインストール ==== * Windowsの場合 *# [プログラムの追加と削除](または[アプリと機能])で、Deskflowをアンインストールする。<br>この時、"アプリとその関連情報がアンインストールされます"というメッセージが表示されるので、再度、[アンインストール]ボタンを押下する。 *# [アプリを終了する必要があります]メッセージ、および、アプリを自動的に終了させるかどうかを尋ねられるので、これを選択する。 *# 次に、regeditを実行して、以下に示すレジストリキーを削除する。(存在する場合) *#* HKEY_CURRENT_USER\Software\Deskflow\Deskflow *#* HKEY_CURRENT_USER\Software\Symless *#* HKEY_CURRENT_USER\Software\Synergy *#* HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Synergy *#: <br> *# 以下のディレクトリが存在する場合は、削除する。 *#* C:\ProgramData\Symless *#* C:\ProgramData\Synergy *#* C:\ProgramData\Synergy v2 *#* %USERPROFILE%\AppData\Local\Synergy *#* %USERPROFILE%\AppData\Local\Symless *#: <br> *# 次に、SystemConfig.iniファイルを削除する。<br>この時、以前に保存した設定は失われる。 *#: C:\Program Files\Synergy\SystemConfig.ini *#: <br> *# 最後に、Windowsを再起動する。 *: <br> * Linuxの場合 *# パッケージ管理システムを使用して、Synergyを削除する。 *# 次に、以下のコマンドを実行して、Synergyの設定を削除する。 *#* <code>rm -rf ~/.config/Deskflow/</code> *#* <code>rm -rf ~/.config/Symless/</code> *#* <code>rm -rf ~/.config/Synergy/</code> *#* <code>rm -rf ~/.synergy/</code> *#* <code>rm -rf ~/.symless/</code> *#: <br> *# 次に、SystemConfig.iniファイルを削除する。<br>この時、以前に保存した設定は失われる。 *#: <code>sudo rm -rf /usr/local/etc/Symless/SystemConfig.ini</code> <br><br> == Synergy 3 == Synergy 3は、UIデザインが大幅に刷新されて、より直感的な操作が可能になった。<br> ウィザード形式の設定補助が追加されて、ビギナーでも簡単に設定できるようになっている。<br> <br> また、接続の安定性も向上しており、Synergy 1では時々接続が切れる問題が報告されていたが、Synergy 3ではネットワークプロトコルが改善されており安定した接続を維持できる。<br> 特に、Wi-Fi環境下での信頼性が大きく向上している。<br> <br> TLS 1.3による暗号化が標準実装されて、Synergy 1では暗号化機能は別途設定が必要だったが、Synergy 3ではデフォルトで有効になっている。<br> <br> クリップボード共有機能も強化され、より大きなサイズのデータや多様な形式のデータを扱えるようになった。<br> また、ドラッグ&ドロップによるファイル転送の信頼性も向上している。<br> <br> 一方で、Synergy 3は有料版のみの提供となり、以前のバージョンにあったOSS版は提供されていない。<br> Synergy 3 (3台まで可能) は$29.00、Synergy 3 Ultimate (15台まで可能) は$49.00となっている。<br> <br> <u>※注意 1</u><br> <u>Synergy 3では、GLIBC 2.34以降が必要となることに注意する。</u><br> <br> <u>※注意 2</u><br> <u>Synergy 3はWaylandもサポートしているが、libeiライブラリが必要となることに注意する。</u><br> <u>また、libeiライブラリをサポートしているDEについては、GNOME 46以降、あるいは、KDE Plasma 6.1以降が必要となることが多い。</u><br> <br> 以下に示すようなlibeiライブラリをサポートしていないLinuxディストリビューションにおいて、Synergy 3を使用する場合はXorgに切り替える必要がある。<br> * Ubuntu 22.04以前 * Linux Mint 21以前 * Fedora 38以前 * Debian 12以前 * RHEL 9 / Rocky Linux 9 / AlmaLinux 9以前 * CentOS Stream <br> ==== Synergy 3のインストール ==== [https://symless.com/synergy/download Synergyの公式Webサイト]にアクセスして、Synergy 3をダウンロードする。<br> Synergy 3をインストールする。<br> # RHEL 9 - # SUSE sudo zypper install ./synergy-<バージョン>-linux-<Synergyのコードネーム>-x64.rpm <br> この時、GPGキーの署名に関する警告が出力される場合がある。<br> この警告を無視する場合は、[I]キーを入力する。<br> synergy-... (Plain RPM files cache): Signature failed ... Abort, retry, ignore? [a/r/i] (a): <br> ==== Synergy 3のアンインストール ==== # RHEL 9 - # SUSE sudo zypper remove synergy <br><br> == InputLeap == InputLeapは、複数のコンピュータ間でマウスとキーボードを共有できるオープンソースのソフトウェアである。<br> 以前はBarrierとして知られていた。<br> <br> 1つのマウスとキーボードで複数のコンピュータを操作できる点が挙げられる。<br> 例えば、デスクトップにノートPCを接続して作業する場合、物理的なKVMスイッチを使用せずに、画面の端からマウスを移動するだけで別のコンピュータに切り替えることができる。<br> <br> クライアントサーバモデルで動作し、キーボードとマウスを共有するメインのコンピュータがサーバとして機能して、制御される側のコンピュータがクライアントとして動作する。<br> ネットワーク経由で接続するため、物理的な接続機器は不要である。<br> <br> セキュリティ面では、SSL暗号化をサポートしており、キーボード入力やマウスの動きを暗号化して送信できる。<br> また、クリップボードの共有機能も備えており、異なるOSのマシン間でもテキストやファイルのコピー&ペーストが可能である。<br> <br> ==== パッケージ管理システムからインストール ==== <br> ==== ソースコードからインストール ==== まず、InputLeapをビルドするため、依存関係のライブラリをインストールする。<br> # RHEL (EPELリポジトリの追加が必要) sudo dnf groupinstall "Development Tools" sudo dnf install 'dnf-command(config-manager)' sudo dnf config-manager --set-enabled PowerTools sudo dnf install cmake3 libcurl-devel avahi-compat-libdns_sd-devel libX11-devel libXtst-devel desktop-file-utils openssl-devel \ qt6-qtbase-devel # SUSE sudo zypper install --type pattern devel_basis sudo zypper install make cmake gcc gcc-c++ glibc-devel libportal-devel libei-devel \ libcurl-devel avahi-compat-mDNSResponder-devel libX11-devel libxkbcommon-devel libXtst-devel libXext-devel \ libXinerama-devel libXrandr-devel libXi-devel Mesa-devel libICE-devel libSM-devel libdrm-devel libglvnd-devel \ qt6-core-devel qt6-widgets-devel qt6-network-devel qt6-linguist-devel # OpenSSL 1.1を使用する場合 libopenssl-1_1-devel # OpenSSL 3を使用する場合 libopenssl-devel libopenssl-3-devel <br> 次に、[https://github.com/input-leap/input-leap/releases InputLeapのGiHub]にアクセスして、ソースコードをダウンロードする。<br> ダウンロードしたファイルを解凍して、ビルド向けディレクトリを作成する。<br> tar xf input-leap-<バージョン>.tar.gz cd input-leap-<バージョン> <br> <u>※注意 1</u><br> <u>Tarballを使用してビルドする場合、InputLeapディレクトリのext/gtestディレクトリが空の場合、以下のモジュールのソースコードをダウンロードする必要がある。</u><br> <br> # Tarballのモジュールをダウンロードする場合 wget https://github.com/google/googletest/archive/refs/tags/release-<バージョン>.tar.gz tar xf googletest-release-<バージョン>.tar.gz # Gitを使用してモジュールをダウンロードする場合 git clone https://github.com/google/googletest.git <br> <u>InputLeapのビルドに必要なソースコードを、InputLeapディレクトリのext/gtestディレクトリにコピーする。</u><br> # Tarballのモジュールをダウンロードした場合 cp -r googletest-release-<バージョン>/googletest <InputLeapディレクトリ>/ext/gtest cp -r googletest-release-<バージョン>/googlemock <InputLeapディレクトリ>/ext/gtest # Gitを使用してモジュールをダウンロードした場合 cp -r googletest/googletest/* <InputLeapディレクトリ>/ext/gtest cp -r googletest/googlemock/* <InputLeapディレクトリ>/ext/gtest <br> InputLeapをビルドおよびインストールする。<br> mkdir build && cd build cmake -DCMAKE_INSTALL_PREFIX=<InputLeapのインストールディレクトリ> \ -DCMAKE_BUILD_TYPE=Release \ .. make -j $(nproc) make install <br> InputLeapのデスクトップエントリファイルを、~/.local/share/applicationsディレクトリに作成する。<br> <syntaxhighlight lang="ini"> # ~/.local/share/applications/InputLeap.desktop [Desktop Entry] Type=Application Name=Input Leap Comment=Keyboard and mouse sharing solution Exec=/<InputLeapのインストールディレクトリ>/bin/input-leap Icon=/<InputLeapのインストールディレクトリ>/share/icons/io.github.input_leap.InputLeap Terminal=false Categories=Network Keywords=keyboard;mouse;sharing;network;share; </syntaxhighlight> <br><br> == Barrier (非推奨) == 2021年以降、Barrierの開発は止まっているため、非推奨とする。<br> <br> ==== パッケージ管理システムからインストール ==== まず、以下のコマンドを実行して、LinuxにBarrierをインストールする。<br> sudo zypper install barrier <br> 次に、[https://github.com/debauchee/barrier/releases BarrierのGiHub]にアクセスして、Windows向けのBarrierの実行ファイルをダウンロードしてインストールする。<br> インストール後、Barrierの設定を行う。<br> <br> ==== ソースコードからインストール ==== まず、Barrierをビルドするため、依存関係のライブラリをインストールする。<br> # RHEL (EPELリポジトリの追加が必要) sudo dnf groupinstall "Development Tools" sudo dnf install 'dnf-command(config-manager)' sudo dnf config-manager --set-enabled PowerTools sudo dnf install cmake3 libcurl-devel avahi-compat-libdns_sd-devel libX11-devel libXtst-devel desktop-file-utils openssl-devel \ qt5-qtbase-devel # SUSE sudo zypper install --type pattern devel_basis sudo zypper install libdrm-devel libglvnd-devel libICE-devel \ libcurl-devel avahi-compat-mDNSResponder-devel libXtst-devel libopenssl-devel \ libSM-devel libXinerama-devel libXrandr-devel Mesa-devel \ libQt5Core-devel libQt5Gui-devel libQt5Network-devel libqt5-qtbase-common-devel libQt5Widgets-devel <br> 次に、[https://github.com/debauchee/barrier/releases BarrierのGiHub]にアクセスして、Barrierのソースコードをダウンロードする。<br> ダウンロードしたファイルを解凍して、ビルド向けディレクトリを作成する。<br> # Tarballからビルドする場合 tar xf barrier-<バージョン>-release.tar.gz cd barrier-<バージョン>-release && mkdir build && cd build # Gitからビルドする場合 git clone https://github.com/debauchee/barrier.git barrier && cd barrier git submodule update --init --recursive ./clean_build.sh cd build <br> <u>※注意</u><br> <u>Tarballをダウンロードした時、Barrierディレクトリのext/gmockディレクトリ、ext/gtestディレクトリ、ext/gulrak-filesystemディレクトリが空の場合、</u><br> <u>以下のモジュールのソースコードをダウンロードする必要がある。</u><br> # Tarballのモジュールをダウンロードする場合 wget https://github.com/google/googletest/archive/refs/tags/release-<バージョン>.tar.gz wget https://github.com/gulrak/filesystem/archive/refs/tags/<バージョン>.tar.gz tar xf googletest-release-<バージョン>.tar.gz tar xf filesystem-<バージョン>.tar.gz # Gitを使用してモジュールをダウンロードする場合 git clone https://github.com/google/googletest.git git clone https://github.com/gulrak/filesystem <br> <u>Barrierのビルドに必要なソースコードを、Barrierディレクトリのext/gmockディレクトリ、ext/gtestディレクトリ、ext/gulrak-filesystemディレクトリにコピーする。</u><br> # Tarballのモジュールをダウンロードした場合 cp -r googletest-release-<バージョン>/googlemock <Barrierディレクトリ>/ext/gmock cp -r googletest-release-<バージョン>/googletest <Barrierディレクトリ>/ext/gtest cp -r filesystem-<バージョン>/* <Barrierディレクトリ>/ext/gulrak-filesystem # Gitを使用してモジュールをダウンロードした場合 cp -r googletest/googlemock/* <Barrierディレクトリ>/ext/gmock cp -r googletest/googletest/* <Barrierディレクトリ>/ext/gtest cp -r filesystem/* <Barrierディレクトリ>/ext/gulrak-filesystem <br> Barrierをビルドおよびインストールする。<br> # Tarballからインストールする場合 cmake -DCMAKE_INSTALL_PREFIX=${HOME}/InstallSoftware/Barrier -DCMAKE_BUILD_TYPE=Release .. make -j $(nproc) make install # Gitからインストールする場合 make DESTDIR=${HOME}/InstallSoftware/Barrier install <br> Barrierの起動スクリプトを作成する。<br> vi ~/InstallSoftware/Barrier/barrier.sh <br> <syntaxhighlight lang="sh"> # ~/InstallSoftware/Barrier/barrier.sh #!/usr/bin/env sh appname="barrier" # use -f to make the readlink path absolute dirname="$(dirname -- "$(readlink -f -- "${0}")" )" if [ "$dirname" = "." ]; then dirname="${PWD}/${dirname}" fi cd ${dirname} # Initialize interpreter path export PATH="${dirname}:${PATH}" export LD_LIBRARY_PATH="/<Qtのインストールディレクトリ>/<Qtのバージョン>/gcc_64/lib:${LD_LIBRARY_PATH}" # Run Barrier binary "${dirname}/${appname}" "$@" </syntaxhighlight> <br> Barrierの起動スクリプトに実行権限を付加する。<br> chmod u+x ~/InstallSoftware/Barrier/barrier.sh <br> Barrierの実行に必要な依存関係のパッケージをインストールする。<br> sudo zypper install libdns_sd <br> Barrierのデスクトップエントリファイルを、~/.local/share/applicationsディレクトリに作成する。<br> # ~/.local/share/applications/Barrier.desktop [Desktop Entry] Type=Application Name=Barrier <バージョン> GenericName=Barrier Comment=Keyboard and mouse sharing solution Exec=/home/<ユーザ名>/InstallSoftware/Barrier/bin/barrier.sh Icon=/home/<ユーザ名>/InstallSoftware/Barrier/barrier Terminal=false Categories=Utility; Keywords=keyboard;mouse;sharing;network;share; <br> 次に、[https://github.com/debauchee/barrier/releases BarrierのGiHub]にアクセスして、Windows向けのBarrierの実行ファイルをダウンロードする。<br> KVMのゲストOSであるWindowsに、Barrierをインストールする。<br> <br> Barrierのインストール完了後、Barrierの設定を行う。<br> <br> Windowsにおいて、Barrierを自動起動する場合は以下の手順を行う。<br> # まず、[スタート]ボタンを押下して、起動時に実行するソフトウェアを右クリックする。 # コンテキストメニューから[その他] - [ファイルの場所を開く]を選択して、ソフトウェアのショートカットが保存されているディレクトリを開く。<br>もし、[ファイルの場所を開く]オプションが表示されない場合、そのソフトウェアは起動時に実行できないことを意味する。 # 次に、[Super]キー + [R]キーを同時押下して、<code>shell:startup</code>と入力、[OK]ボタンを押下する。 # [スタートアップ]ディレクトリが開くので、ソフトウェアのショートカットが保存されているディレクトリから、ショートカットを[スタートアップ]ディレクトリにコピーする。 <br> ==== Waylandの場合 ==== Barrierは、Wayland上でにおいてはグラフィカルで起動することができない。<br> そのため、自動起動する場合は、コンソールまたはSystemdサービスユニットを作成して実行する必要がある。<br> <br> コンソールから通常起動する場合、以下に示すコマンドを実行する。<br> # ゲストOS側 (クライアント側) barrierc --name <クライアントのスクリーン名> \ --display <ディスプレイ番号> \ -f <サーバのIPアドレスまたはホスト名>:<ポート番号> \ --disable-crypto --daemon <br> コンソールから自動起動する場合は、~/.config/autostart/Barrier.desktopファイルを以下に示す内容で作成する。<br> <syntaxhighlight lang="ini"> # ~/.config/autostart/Barrier.desktopファイル [Desktop Entry] Type=Application Name=StartBarrier Exec=bash -c 'barrierc --name <クライアントのスクリーン名> --display <ディスプレイ番号> -f <サーバのIPアドレスまたはホスト名>:<ポート番号> --disable-crypto --daemon Icon=dialog-scripts </syntaxhighlight> <br> Systemdサービスユニットとして起動する場合、/etc/systemd/system/barrier.serviceファイルを以下に示す内容で作成する。<br> これは、X11が:0にあると仮定している。<br> <br> SystemdサービスユニットではマルチユーザでBarrierが使用できないため、ユーザサービスを使用する。<br> <br> <u>※注意</u><br> <u>Systemdサービスユニットとして、スーパーユーザでBarrierを実行することによりセキュリティ上の懸念が存在する。</u><br> <u>ログに記録する前にBarrierを使用する必要がある場合(DMで使用する場合)は、この方法が唯一の選択肢である。</u><br> <u>ログイン画面でBarrierを使用する必要が無い場合は、デスクトップエントリファイルを作成して自動起動することを推奨する。</u><br> <br> <syntaxhighlight lang="ini"> # /etc/systemd/system/barrier.serviceファイル [Unit] Description=Barrier Client daemon After=network.target [Service] User=<ユーザ名> Group=<グループ名> ExecStart=barrierc --name <クライアントのスクリーン名> --display <ディスプレイ番号> -f <サーバのIPアドレスまたはホスト名>:<ポート番号> --disable-crypto --debug INFO Restart=always [Install] WantedBy=multi-user.target </syntaxhighlight> <br> ==== Barrierのアンインストール ==== * Windows *# Barrierをアンインストールする前に、Barrierを終了する。<br><u>Barrierを起動したままでアンインストールした場合、ほとんどのBarrierに関するファイルが残ってしまうため注意すること。</u> *# Barrierのサービスを停止するため、管理者権限でPowershellまたはコマンドプロンプトを起動して、<code>net stop</code>コマンドを実行する。<br>これは、<code>sc stop</code>コマンドでは非同期で実行されるため、<code>sc delete</code>コマンドが失敗して、アンインストール後にbarrierd.exeが残るからである。 *# <code>net stop</code>コマンドを実行する。<br><code>net stop</code>コマンドは、Barrierのサービスが停止するまで同期で実行するため、<code>sc delete</code>コマンドが成功する。 *# [設定] - [アプリ]画面または[コントロールパネル] - [プログラムと機能]画面から、Barrierをアンインストールする。 *# 次に、C:\Program Files\BarrierフォルダおよびC:\ProgramData\Barrierフォルダを削除する。 *# C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Barrierディレクトリを削除する。 *# C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Tempディレクトリに存在する"Barrier."から始まるファイル群を削除する。 *# regeditを実行して、\HKEY_USERS\S-<Windows11の現在のビルド番号>\SOFTWARE\Debaucheeを削除する。 *# %LocalAppData%\Barrierフォルダ(レジストリ設定、Barrierの設定ファイル、証明書、フィンガープリント)を削除する。 *# 必要ならば、Barrierに関するファイヤーウォールのルールを削除する。 *: <br> * Linux *# まず、Barrierのインストールディレクトリを削除する。 *#: <code>rm -rf <Barrierのインストールディレクトリ></code> *# 次に、Barrierの設定ファイルが存在するディレクトリを削除する。 *#: <code>rm -rf ~/.local/share/barrier</code> *#: <code>rm -rf ~/.config/Debauchee</code> <br><br> == ファイヤーウォールの設定 == ファイヤーウォールのポート開放を行う。<br> # 一般的な設定 sudo firewall-cmd --permanent --add-port=24800/tcp # KVM (libvirtd) を使用している場合 sudo firewall-cmd --permanent --zone=libvirt --add-port=24800/tcp # Friewalldの設定を反映 sudo firewall-cmd --reload <br> SUSEの場合および上記のコマンドで接続できない場合は、以下の設定を行う。<br> <br> まず、/usr/lib/firewalld/services/barrier.xmlファイルを作成する。<br> (このファイルは不要の可能性があることに注意すること)<br> sudo vi /usr/lib/firewalld/services/barrier.xml <br> <syntaxhighlight lang="xml"> <?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <service> <short>Synergy</short> <description>Share a mouse and keyboard on KVM.</description> <port protocol="tcp" port="24800"/> </service> </syntaxhighlight> <br> 次に、/usr/lib/firewalld/zones/libvirt.xmlファイルにおいて、<br> <code></zone></code>タグの上部に<code><port port="24800" protocol="tcp"/></code>を追記する。<br> sudo nano /usr/lib/firewalld/zones/libvirt.xml <br> <syntaxhighlight lang="xml"> <?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <zone target="ACCEPT"> <!-- ...略 --> <port port="24800" protocol="tcp"/> </zone> </syntaxhighlight> <br> 最後に、上記の設定を有効にするため、ファイアーウォールを再読み込みまたはPCを再起動する。<br> または、PCを再起動する。<br> sudo firewall-cmd --reload sudo systemctl restart firewalld または sudo shutdown -r now <br><br> == コンソールの使用 == # Barrier Client barrierc --daemon --name <クライアントのスクリーン名> <サーバのIPアドレス> # Barrier Server barriers --daemon --address <クライアントのIPアドレス> --name <クライアントのスクリーン名> \ --config <Barrierの設定ファイルのパス> # Synergy Micro Client # Wayland向け waynergy --host <サーバIPアドレス> --name <クライアントのPC名> --logfile <ログファイルのパス> <br><br> {{#seo: |title={{PAGENAME}} : Exploring Electronics and SUSE Linux | MochiuWiki |keywords=MochiuWiki,Mochiu,Wiki,Mochiu Wiki,Electric Circuit,Electric,pcb,Mathematics,AVR,TI,STMicro,AVR,ATmega,MSP430,STM,Arduino,Xilinx,FPGA,Verilog,HDL,PinePhone,Pine Phone,Raspberry,Raspberry Pi,C,C++,C#,Qt,Qml,MFC,Shell,Bash,Zsh,Fish,SUSE,SLE,Suse Enterprise,Suse Linux,openSUSE,open SUSE,Leap,Linux,uCLnux,Podman,電気回路,電子回路,基板,プリント基板 |description={{PAGENAME}} - 電子回路とSUSE Linuxに関する情報 | This page is {{PAGENAME}} in our wiki about electronic circuits and SUSE Linux |image=/resources/assets/MochiuLogo_Single_Blue.png }} __FORCETOC__ [[カテゴリ:RHEL]][[カテゴリ:SUSE]][[カテゴリ:Windows7]][[カテゴリ:Windows10]][[カテゴリ:Windows11]]
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